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山口県の「小野茶」をご存知ですか?
今年のGWは山口県旅行をしました✈️
お目当ては「ふぐ」と「緑豊富な時期の秋吉台」でしたが、山口県へ行くのなら山口県小野地区産「小野茶」を飲んでみたいと思い、小野茶の新茶探しをしました🍵
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ところで、小野茶というお茶を聞いた事がありますか?
私は今回の山口旅行で小野茶の存在を知りました。
地域ブランドの保護のため、地域団体商標制度があります。商標登録の要件のひとつに「一定の地理的範囲の需要者間である程度有名であること」とありますが、茶の場合は下記28件登録がされています(2022年3月末現在)
河越抹茶・加賀棒茶・足柄茶・
静岡茶・川根茶・掛川茶・
東山茶・西尾の抹茶・美濃白川茶・
伊勢茶・甲賀のお茶・政所茶・
宇治茶・宇治煎茶・宇治玉露・
宇治碾茶・宇治抹茶・
八女茶・福岡の八女茶・八女抹茶・
うれしの茶・そのぎ茶・くまもと茶・球磨茶・
知覧茶・かごしま知覧茶・霧島茶・
セイロンティー
こちらの28件は、なんとなく聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら山口県のお茶は登録されていません。
有名ではないからこそ「小野茶」が気になり、GWは新茶の時期でもあるので、まだ知らない各地のお茶と出会う事を旅の目的のひとつとし、楽しみにしていました。
今回は2種類の小野茶「新茶(普通煎茶)」と「かぶせ茶」です。
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まずは新茶です。貴重な手摘みのお茶との事です。
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旨味と甘味があり、苦味とのバランスも良いお茶でした。
続きましてかぶせ茶です。
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かぶせ茶は、7〜10日程覆いをして栽培されます。覆いで遮光する事で、葉の水分の低下を抑え、繊維質の増加を抑制する事ができます。つまり、葉が柔らかくなります。
さらに葉の成長により、茶の旨み成分であるテアニンが渋味・苦味成分であるカテキンに変化をしますが、遮光下ではこの変化が抑えられ、旨味が多く渋味が少なくなります。
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お茶の葉は、玉露と煎茶の間といった感じです。
日本茶インストラクター試験でも、お茶の葉の見分けに苦労しましたが、こう比較するとかぶせ茶の方が重厚感があるように感じます。
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旨味を引き出すため、70度の湯で2分間浸出させました。キレイな水色で、わずかにとろみがあり、かぶせ茶らしく旨みが豊富でした。
次回旅行へ行く際も、町のお茶屋さんを覗いて、新しいお茶との出会いを楽しみたいです🍵
最後までお読み頂きありがとうございます。