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観察日記962

観察日記962
おはようございます。
「善と悪のパラドックス」をまとめ中です✋

・戦争の頻度と、集団間の殺しとはまた話が違う
 ・どういう立場の論者も、殺人があるところまでは認める
 ・「戦争」という言葉がときに特定の種類の殺しに限定されてしまうことが、議論が混乱する原因の一つ
  ・ダグラス・フライ
   ・オーストラリアの狩猟採取民は、殺人率こそ高いものの「戦争好きではなかった」
   ・殺人は、フライが「戦争」と呼ぶ状況よりも、「不和」によって生じた
  ・レイモンド・ケリー
   ・『戦争のない社会と戦争の起源』
   ・「戦争のない」社会としてアンダマン諸島を取り上げる
   ・だが、そこは集団間の殺人が多いとケリー自身が言明する地域
   ・「対外戦争中、平和は不可能だった」(ケリー)
    ・対外戦争:民族・言語が異なる地域社会間の武力衝突
   ・「対外戦争は絶え間なく続き、二つの集団が利用する地域の境界線を定める条件になっている」
   ・「狩る側に奇襲をかける強みがあれば…必ず攻撃の方針ができる」
   ・チンパンジーと酷似した連合による能動的攻撃で殺し合う
  ・ブライアン・ファーガソン
   ・「西欧の植民地主義が到来するまで、あるいは国家や農業が出現するまで、暴力と戦争は存在しなかったと信じる人がいるとしたら、それは間違いである」
・移動性の狩猟採取民のあいだでも、農耕民と牧畜民のあいだと同じくらい集団間の殺し合いが頻繁に起きていたかどうかはともかく、殺人が発生していたのは明白
 ・主に連合による能動的攻撃によって人が殺されていた
 ・世界の各地での証拠も、同じ結論を指示している
・歴史を通じて強盗集団や軍事司令官の理想の戦術は、圧倒的な武力による奇襲攻撃
 ・相手を負かし、捕らえ、殺し、攻撃側は無傷で切り抜けることを目標とする
 ・連合による能動的攻撃の典型
(人間の集団間の暴力)

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