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観察日記1020

観察日記1020
おはようございます。
「しんがりの思想」を読書中です✋

・入試
 ・社会の選抜制度の一つと見なすことで、あたりまえの行事のように毎年なされてきた
 ・一度限りの当て物のような試験でその後の生活の大筋が決まるという、ひとをばかにしたサバイバルゲームのような制度
 ・人はふつう、それをゲームとして割り切ること、絶対に本気にならず最短時間で要領よく切り抜けること、こんなところに人生の本舞台はない糸自分に言い聞かせることで、何とか切り抜けようとする
  ・選ばれなくてでもとことん落ち込まなくてすむように
 ・ひとを育てるという、本来の競争原理で営まれるべきものではない場面で、学びもまたこのような「戦略」の中でしかおこえないというのは不幸なこと
・社会の「学校化」(イリイチ)
 ・わたしたちの存在がいつも「もし~できれば」という条件つきでしか肯定されないということ
 ・ひとはいつも、自分にできること、自分にしかできないことを必死で問う
  ・こうした問いに責めさいなまれても、答えはめったなことでは出ない
 ・「もし~できれば」などという条件をつけないでたがいをそのままで認め合える関係、「わたし」のこの存在を無条件に肯定してくれるような他者との関係に渇くことになる
  ・「わたし」のこの存在は他者からの承認に懸かっているから
 ・いまどきの子どもは教師よりも親よりも友達を大切にする
 ・しかし、それは決して安住の場所ではない
  ・友達に疎まれないよう、環から外されないよう、相応しいじぶんを必死で演じ続けなければならない
 ・社会の「学校化」はひとびとの〈個〉としての存在のコアを蝕みつつある
・顔をじかにつき合わせることのない匿名のコミュニケーション
 ・ブログ、SNSなど
 ・これにときたま慰められることはあっても、身を支えられるということはない
 ・ひとがじぶんがここにいい理由を自らに納得させることができるのは、自分がここにいることが別の誰かにとって(どんなに小さくても)意味があると確認できるときである
 ・「居場所がない」というのは、わたしがここにいることが誰からも求められていないということ
 ・特定の誰かにとって自分の存在がどのような意味を持っているか、その確認がひとの存在を支える
  ・きちんとした宛名を持つメッセージが切実な意味を持つ
 ・自己とは「他者の他者」
  ・じぶんがじぶん以外の誰かにとって意味ある他者であるということ
(ひとを選ぶ社会)

この部分はこの先の「ふぁーべる」のあり方を考えるうえでとても大切な部分だと思っています。

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