見出し画像

【体験談】10年間勤めた会社を「うつ」で休職し副業で10万円稼ぐまでの記録

はじめに

このnoteに興味をもってくださりありがとうございます。

手書きグラフィッカーとして活動している

ぽんちゃ(Twitter ID:@ponchalism)です🍃


2020年12月某日。

書いては消し、書いては消しを繰り返していたこのnoteを完成させたいと思います。

これは、「未来の自分に贈りたいnote」です。

うつ休職に関する私の体験談であり、10万円を稼ぐ方法は書いていません。

それでもいいよ。応援するよ。

という方だけ読み進めてもらえると嬉しいです。


読んでくれた方からありがたいお言葉をたくさん頂戴していますので一部紹介します。



このnoteを書いた背景


2019年から2020年の2年間は、私にとって人生のターニングポイントでした。

心と体がおかしくなって、まともに寝ることもできない状態が続いていました。

(と言うか、今もです。)


本音を言うと...

休職やうつ症状など、こんなプライベートなことを不特定多数の人に晒したいなんて思っていません。

ですが、もしかしたら、私の体験談を知ってもらうことで誰かの力にもなれるかもしれない...

そんな想いもあるので、勇気を出してこの記事を公開します。(褒めて〜)


精神的にボロボロだった頃。

実際に私は、「うつ」や「適応障害」などメンタル不調の体験を綴ったnoteに救わました。

今もまだ「うつぬけ」できていないけど、

この経験は、必ず私の糧になる。


そう信じています。

※基本的には未来の自分に向けて書いているので「です・ます」口調をやめますね。

では本編です。


10年間働いた会社を辞める決心


▼2度目の休職が決まったときのツイート


2020年12月。

やっと会社を辞めてもいいやと思えた。

退職は数年前から考えていたことだけど、やっとその決心がついた。

転職も当たり前の時代に大袈裟な!

って思うかもしれないけど、私にとってはやっぱり大きなことみたい。

それは、たぶん会社も仕事もすごく好きだったから。


たくさんの出会いと学びが私を成長させてくれ、10年分のあれこれが詰まってる。

でも、そろそろ次の一歩を踏み出さないといけない。

そのためにも自分自身と向き合って、今のこの感情を記しておこう。

しんどいけど大事なプロセスだ。


うつ状態と診断を受けて


2019年の9月末。

会社のストレスチェックの結果が悪かった。

人事から受診を促され、しぶしぶ行った精神科。

私は「うつ状態」と診断された。


そこからはあっという間。

人事に報告。

上司と面談。

翌日から仕事を休むことになった。


最初は1ヶ月の予定だった休職期間。

結果的に、有給消化と休職可能期間を合わせて9ヶ月間、仕事を休んだ

※休職ルールは会社によって違うので詳しく知りたい方は「【体験談】休職とは?休職までの流れとよくある疑問を参考にしてくださいね。


複数のプロジェクトを抱えたブランドマネージャーがいきなり会社に来なくなる。

周りには迷惑をかけたと思う。

けど、半ば強制的に休ませてもらえたことには本当に感謝している。


実は、ストレスチェックで引っかかったのは2回目

「そりゃあ、ストレスだらけだわ。忙しいし病院に行ったところで...。」

と自分をごまかし、1回目は受診しなかった。


でも、もし仮に...

あなたが同じような状況になったときには、できるだけ早めの受診を勧めたい

体や心の異変を感じたら、サインを無視せず病院に行ってほしい。

行くのは勇気がいる。

でも、何も恥じることはないし、この先のあなたの人生のためにもしんどい時間は短い方がいい

うつを経験している今だから言えることなんだけどね。

これは間違いない。

※ストレスチェックは、無料でwebから診断もできます。詳しくは、「会社に行きたくない。うつ(鬱)かもしれない症状と対処法とは?【体験談】」を参考にしてくださいね。


飲みたくなかった抗うつ剤と睡眠薬


「薬なんて飲んだら終わりだよ。ずっと飲み続けることになるよ。」

なんて言われたことがある。

私自身もそういうイメージをもってたし、飲まずにいられるならその方がいいだろう。

でも、結論としては薬は必要だと思う。


私は当初、薬を飲むのを拒んだ。

1ヶ月も休めばよくなると思っていたからだ。

実際には、よくなるどころか本当に苦しい1ヶ月を過ごすことになった。


うつ診断を受けたダメージ。

みんな働いているのに私は何をしているんだろうという後ろめたさなど、負の感情に苛まれた。

自分では正常な判断ができないから、けっこう危険な状態だと思う。

症状が軽ければ生活改善だけでもよくなるかもしれない。

けど、私の場合はだめだった。


私は医者ではないし、個人差があるので軽々しくは言えない。

でも敢えてひとこと言うならば、薬を飲まずに自力でよくなるほど「うつ」は甘くはなかった。

というのが私の印象。

ちなみに、私の主な症状はこちら。

・頭痛
・吐き気
・耳鳴り
・喉の渇き
・胸のつかえ
・全身にじんましん
・いきなりくる動悸
・思考力や意欲低下
・勝手に出てくる涙
・どうしようもない不安と死のイメージなど


何もできない。

本当に何も。

お風呂に入る力もないし、寝ることすらできない。


「こんなに心と体に症状が出るほど、いま、私は限界なんだ...」

と客観視できる自分が出てくるのは、服薬を続けて2ヶ月くらい後だったと思う。


炎がメラメラと燃えているのに、小さなコップでいくら水をかけても火は消えない。

それを、消火器でバァーッと落ち着かせるのが薬。

ある程度、火が落ち着けばもう消化器はいらないし、バケツの水程度で消えていく。

でも、ちゃんと鎮火させないとまた再燃してしまうので注意。


休職中の過ごし方と心身の状態


最初の頃は、自分が「うつ」になり「仕事を休んでいる」という事実を受け入れられない状況が続く。

無意識なんだけど、たぶん多くの人がそう。

医者には、「ドクターストップなんだから開き直って」と言われたのを覚えている。

そっか、私は逃げてない。負けてないんだ。


と感じた。

そんなに何と戦ってたんだろうね。

その頃は、仕事の原動力が「やりがい」よりも「悔しさ」になっていた。

かなり気が張っていたんだと思う。


その緊張感から解放され、まずしたことは暮らしの見直し。

部屋の圧迫感が嫌だったので、思い切って大きなものを手放した。

ずっと家にこもっていて家事もできる状態じゃないので、せめて部屋をいい状態に整えたかった。

大変だったけど、部屋の雰囲気がガラッと変わって気持ちを新たにすることができた。

» 何を捨てたのか?「捨ててよかったものベスト3」


休職中は、何もできないので布団に包まりながらひたすらNetflixを観ていた。

視覚情報だと刺激が強くて疲れるので、それもしんどいときは音楽やラジオ。


特に、noteがきっかけで知った「ヨルシカ」の世界観には衝撃を受けた。

当時の私のどうしようもない気持ちに寄り添ってくれるメロディだと勝手に感じていた。


▼ヨルシカを知ったときに書いたnote


あまり好きなアーティストはいないんだけど、

少し元気が出てきたときによく聴いているのは「Creepy nuts」と「女王蜂」。

特にYouTubeの「THE FIRST TAKE」がどちらもかっこよすぎて鳥肌。(下にリンクあります)

全然知らない人だとピンとこないかもしれないけど、3回聴けばハマるはず。

知らんけど。


Creepy nutsは、MCバトル日本一のR指定さんとDJバトル世界一のDJ松永さんが組んでるユニット。

そう、まず個の力がハンパない

リスペクトしてるもの同士が組むとさらに化学反応が起きる。

はい、最強。


女王蜂は、ヴォーカルのアヴちゃんの魅力が尋常じゃない。

年齢、国籍、性別不明。

そんなのどうだっていいの。

この人の圧倒的な歌唱力・表現力・センス・パッション。

唯一無二。

何を書いても陳腐になる。

ぜひYouTubeのコメント欄もあわせて見てほしい。



好きなアーティストの共通点は、「生き様」。

歌唱力や言葉選びのセンスはもちろん抜群なんだけど、それを作り出してるバッググラウンドや人間性に惚れる。

逆境に負けずに這い上がる感じも好き。

そういうのはだいたい中毒性があるから、同じ曲をずっとリピートしてる。


話を戻そう。


仕事から離れ、薬を飲み続けて約2ヶ月。

徐々にじんましんや吐き気などがおさまってきた。

この時間で何かしてみようという意欲が湧いてきて、私はnoteを始めた。

ネット上で自分が何かを発信するのは初めて。

でも、noteは見てくれる人との距離感がちょうどよくて心地よかった。


結果的に70日以上も毎日更新

文章を書くのがしんどいときは、つぶやき機能なんてのもあるから楽しんで続けられた。

何より、noteはことあるごとに私を褒めてくれる。

バッジがたまったり、「疲れたら少し休んでください」なんてメッセージもくれる。


▼たくさんたまったnoteのバッジ

画像1


その後、ブログ、Twitter、InstagramなどSNSで発信活動をするようになった。


復職に向けて


休職期間が終わってからは、少しずつ復職トレーニングが始まった。

休職と同じで復職の流れも会社によって違う

うちの会社の場合、うつになったら(なってしまったら)復職する人はほぼいなかった。

というか、うつになる前に辞めるし、うつになれば辞めていく

私のように復職の意思があるケースは稀。


それもあってか、復職トレーニングは体調をみながら、かなり融通を利かせてもらったと思う。

まずは、自宅近くのカフェで面談するところから始まった。

画像2


約束の時間までに待ち合わせ場所に行くのが本当にしんどい。

こんなに大きな出来事だとは想像がつかないと思うけど、前日から不安になるし、家に帰る頃にはドッと疲れが出ている。


▼休職期間が満了した頃のツイート

職場の人に会う、会社の近くに行くと思うと体が拒否反応を示す。

そんな自分の状態に驚きつつ、やっぱりだめかも...と不安でいっぱいだった。


▼復職トレーニングをしている頃のツイート


あまりネガティブな発信はしたくないけど、意外にもTwitterでは多くの人が応援してくれた。

ほんとに有難い。


▼うつ診断から11ヶ月後のツイート


「日にち薬」
という言葉があるように、時間をかけて少しずつ復職トレーニングをした。

けど、正直、レベル4からは相当きつかった


2度目の休職とこれから


仕事に復帰してからは、2週間に1回のスパンで薬の量や種類を調整し経過を観察。

なんとか週2回、午後から出勤。

そこまではできたけど、3ヶ月経ってもフルタイムで働けるほどには回復せず。

そして2020年12月から、2度目の休職が決まった。(休職って2回目あるんだね)


薬の副作用で体がむくむ。

効きすぎて逆に怒りっぽくなったり、飲み忘れたらどうしようもない寂しさに襲われたり...

相変わらず気分や体調に波がある毎日。

相変わらず眠れない日が続いていたので睡眠薬も追加された。

これはめちゃくちゃ嫌だったけど仕方ない。


こう文字にしてみると、自分がしっかり「うつ」であることに顔がひきつる。

でも、冒頭で述べたように、

この経験は必ず私の糧になる。


情けなくて弱い自分も、まるっと受け入れなくちゃいけない。


未来の私が、私を誇れるように。


さいごに


たった1年でもこれだけ変われる可能性がある。

そんな希望につながるといいなと思って、変化を記しておく。

【 たった1年での変化 】
・副業月収0から10万円達成
・Twitter フォロワー2,400人超え
・ブログ「わくせんラボ」開設、月2〜4万PV
・Pinterest 最高閲覧者数30万、インプレッション75万
・Instagram他含め総フォロワー4,500人超え 


1年前は、上記の何一つも取り組んでいなかった。

もがきながらも、継続していたら成果が出た。


▼フォロワー2,000人を達成したときのツイート



▼可視化のお仕事が決まったときのツイート


▼副業開始10ヶ月で成果が出せたときのツイート



▼スクールでMVPに選ばれたときのツイート


ここまでがんばれたのは、noteやTwitterなどオンラインで出会った人たちのおかげ。

しんどいときは、励まして見守ってくれた。

成果が出たら、自分のことのように喜んでくれた。

正直、こんな関係が築けるなんて思っていなかったけど、

世の中は想像よりも広いし、あたたかい。

この1年でそう思えた。


今度は自分が誰かの力になりたい。

おこがましいし、綺麗事かもしれない。

けど、やっぱり自分のためだけよりも、誰かのためになる方がうれしい。


まだまだ完全じゃない体調。

経済的にも安定しない退職後の生活。

不安を挙げたらキリがないけど、新しくできたつながりがある。

縁あってつながった仲間たちと一緒に、未来を切り開いていく。


2021年は、もっと大きく化ける1年にしよう🍃


今までありがとう。

これからもよろしく(。•ᴗ•。)♡


2020年12月 ぽんちゃ



いいなと思ったら応援しよう!

ぽんちゃ
最後まで読んでくれてとても嬉しいです! noteに登録していなくてもスキ♡押せますよ。(めちゃくちゃ励みになります!) サポートいただけたらチーズケーキを食べて執筆作業がんばります٩(ˊᗜˋ*)و

この記事が参加している募集