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自分だけではどうにかならないものが人生

会社の同期が1年間の産休・育休の末、退職することになった。

同じ営業の同期で、私が営業に異動する少し前に産休に入ってしまい、ほぼ入れ替わりとなった。
そこまで話したことはない。というかもはやない。

どちらかというと、バリバリ働き続けたい系の女子だったと思う。
まぁ、じゃなきゃいろんな職種がある弊社で、最初から営業希望しないよね。。

今年中には恐らく復帰予定と言われていたけれど、その同期と定期的に連絡を取っていた上長が、3月の時点で「○○、やはり今年度の復職は難しそう」とこぼしてから数日後。
部のメンバー向けに、正式にその同期が近日中に退職することが決定したとのことで、上長から通達があった。

理由は正確には伝えられなかったけど、お子さんの体調的に、復職が難しい状況とのこと。
決して仕事が嫌という訳ではなく、もっと働きたい気持ちはあったが、迷いに迷っての決断だったとのこと。

そこにいた全員が、しーんとした面持ちで、しかし静かにその報告を受け入れていた。
その同期と縁が深かったメンバーはショックだっただろう。
ただ、私は元々あまり縁がない関係で、「そうかぁ…」としか思えなかった。

本当のことは聞けないしわからない。

でも、同い年のその同期の出した答えを聞いて、やはり人生というものは関わる人が増えれば増えるほど、自分一人の意思だけではどうしようもないことも増えてくるのだろうなと感じた。

身の回りで続々妊娠・出産の報告が増えており、本当に少子化なの?と感じる場面も少なくない。
それでも、その数々の報告の裏にはきっと、実は不妊治療で苦しんでいたり、そもそも子供を持つ選択をしなかったような人も多くいるはずである。

私も子供を持つ前提で人生プランをぼんやりと考えているが、そもそも希望していても結果的には持てない人生になるかもしれないよな、という覚悟もある。
そしてそれも、自分の意思だけではどうしようもできないことである。

そんなふうに人生は不安定だけれど、だからこそ自分で選択できることに関しては、自分で選んだ道を正解にしていきたい。
今の仕事も正直、昨年から変わったばかりというのもあり、あと何年かは頑張りたい、中断したくないという思いだ。

その選択を後悔しないように進んでいきたい。



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