読書日記139「不毛地帯(1)」-山崎豊子

作者の作品は重いと聞いていたので読んだことがなかったが、職場の人の勧めで読むことにした。(池井戸作品が好きだと言ったらこの本を進められた。)

第二次世界大戦後、シベリア抑留から帰国した元大本営参謀が第二の人生として商社ではたらく物語だ。

読み始めてすぐ聞いていた通りに内容が重く、最初の方は読むスピードがなかなか上がらなかったが、次第に読み進められるようになった。

重いことに変わりはないが、人間を美しく描こうとしていないからこそ得られる面白さのようなものを感じた。

第二巻から商社マンとしての主人公の第二の人生が動き出すようなので楽しみだ。


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