読書日記160「おいしくて泣くとき」-森沢明夫
「映像化される作品は面白い説」に基づいてこの作品を読むことにした。
自分は、この本を伏線に最後まで気づかなかった。今までミステリー以外の作品で伏線に気づかなかった事はなかったので、かなり驚いた。
主人公の持つ愛されてきた人間の強さが素敵だった。亡くなった母親に合わせる顔がなくなるからと主張し、同級生を守るために父親に無理を通す場面です涙があふれた。(こういう場面で子供を信用できる大人になれるかなと考えるなどした。)
最後の場面も現実的だが素敵なクライマックスで良かった。
作者のことを知らなかったが、他の作品も読んでみたいと思った。