読書日記75「コンビニ兄弟3-テンダネス門司港こがね村店-」-町田そのこ

この本は最後のストーリーのインパクトが強くて、読み終わった今はその部分のストーリーが強く思い出されるが、印象的だったセリフは別の章にあった。

以下、引用する。

「自分でよりよい道を見つけられたり、自力で発見できれば、それはとてもいいことなんだと思う。私はそういうことができるひとに憧れるもん。でも、みんながみんな、そうじゃないよね。どれだけ焦っても、苦しんでも、それだけじゃどうしようもできない。自分にとって必要なひとと出会うべきタイミングっていうのがあって、そのタイミングが来ないと始まらない、そういう人もいるんだよ。」

最近の自分は将来やりたいことを自分だけで決めようとしすぎていた。自分で決めても決めなくても、最終的に物事にどう取り組むかが重要なのに、忘れていたと思う。そして、誰かと出会うタイミングは人に心を閉じていれば遠のいてしまう。最近の自分は人に心を閉ざしている。自分を効率よく動かすには人と関わらない方が良いからだ。でも、それは未来でいつか役に立つ何かを潰してしまっていたのかもしれない。そんなことを考えた。

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