勝手に夢分析

2020年5月26日 23:53

皆さんおはようございます。今日は、夢分析についてです。

昨日のラジオでも少し話題に上げましたが、自分の夢を分析しています。夢を分析することで、解離の状態把握に努めています。

解離とは

解離性同一性障害(昔でいう多重人格)がとても有名すぎて、軽症案件がなかなか調べて出てこない解離性障害ですが・・。実は結構多くの人が解離もちです。特に虐待と解離はハッピーセットです。

解離を、ようかんに例えるなら、ストレスがかかると、長いようかん（人格）が切り離されていきます（切り離された人格＝パーツと呼ぶ）。

パーツは、通常の人も持っています。これは、仮面のようなものです。仕事用の顔、家の顔、友達への顔、皆それぞれ、別の顔があったりしますよね。それは普通のことです。

しかし、こと強いストレスを受けて作られるパーツというものは、その強いストレスを受けた時の記憶や意識をそのまま保持していたりします。

解離性障害の具体例としては、過去を思い出した時にぼやっとしたり、頭に霧がかかったような状態だったり、感情・感覚・五感が薄れていたりします。

よく、リストカットをして、痛みを感じるためという方もこれは一種解離だと思っています。

ここまでが前置き。

いろいろな夢がありますが、夢というのは基本的に情報整理を行うものだと考えられています。心理学にも、夢分析というジャンルがありますが、私はそれを参考にすることはありません。

なにをしているのか？というと

①夢の中のシチュエーションを確認する

②登場人物や動物などを確認する

③それに対する自分のイメージ、感覚、感じ方を分析する

という事をしています。

①丘の上にトラックが止まっていて、そこに親戚などが集まり、火葬をしている。自分は遠く離れた所にいて、近づかないようにしている。ふと振り返ると、机の目の前に髑髏がおかれている

といったような夢を見たことがあります。これは、私が死別を経験したときのものです。死というものに不安感、恐怖を抱いて離れているのに、それを強制的に目の前に持ってこられて見せつけられ、恐怖が増大していく様子が解ります。

こんな感じで、自分自身が表面ではなくて深い部分でなにを思っているのか？を分析する一助になるのが、夢であり、悪夢です。

個人的には通常の夢よりも、悪夢の方が分析しやすいです。

自分の中で府落ちすれば、その解釈で良いでしょう。

こういった情報は、カウンセリングでも役にたつので、もし不快な夢をみて飛び起きた時などは、メモをして、カウンセラーに伝えるとよいです。

私の最近の治療は、こういった夢を自分で分析し、それをカウンセラーに伝えるという事をしています。

私の夢には特徴があって、パーツと思われるものが形を持って現れてきます。これは、例えば不思議の国のアリスのようにカワイイ子どもだったり、黒猫だったり様々です。

そしてシチュエーションの再体験をもって、辛さを訴えてきます。それをまとめていくことで、パーツがどのくらい居るのか？なにを辛さとしてもっているのか？など細かい部分を把握していきます。

皆さんがこういった分析をした場合、もしかしたら、今は見たくない情報を思い出して体調が悪くなる可能性もあります。そのため、カウンセラーとしっかり相談して取り組んでくださいね。

患者自身も、きちんと知識を持たないといけない。という考えの元、コミュニティでは、様々な知識をみんなに伝えて、病院を上手に使うコツを教えているよ。

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