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母と温泉に行った。あったかい安心感。

母と温泉に行った。

すごく久しぶりに二人でお風呂に入るっていうことをして、これまた久しぶりに母の裸を見た。
なんとも言えない安心感。謎の安心感。
なんだこれは!笑

母の体は昔から変わっていなかった。
もちろんおばちゃんになって体は衰えていると思う。でも、確かにそれは小さいころに私をお風呂に入れてくれていた母の体だった。

なんだか小さい頃に感じていた温もりをまた感じられた気がして、なんとも言えないあったか〜い気持ちになった。

母は昔から温泉に行くとかなり長く浸かるタイプだったけれど、それは今もそうだった。私がフラフラになる〜と思っていても、平気な顔して浸かっている。熱さ耐性があるところも変わっていない。しかも一旦浸かるとあんまり動かない。それもなんか面白い。

小さい頃は私が「もう上がりたいー!」と言うと一緒に上がってきてくれていた。でも今は、「ママまだ浸かりたいから涼んでおいて〜」と言われる。それがなんだか心地が良い。子供ではなく大人として私を見ていて、母が好きなように私の前で振る舞ってくれる感じが、なんだか嬉しい。

あとやっぱり声がでかい。ほんとにでかい。
周りが静かに浸かっていても普通のトーンで喋り出す。結構ヒヤヒヤする。たまに「シーーっ」と挟みながら会話するけれど、私も声デカはバッチリ遺伝してるから、二人で話す時はかなりうるさくなる。気をつけないといけない。

こんな感じでトーンに気をつけながら、色んな話をした。内容はほとんど覚えていない。でも母との時間はこれがいい。なんのためにもならないけれど、最高に安心できる時間。これでいいのだ〜と心から緩んでリラックスした。

日々生きているといろんなことが降りかかって、ストレスもものすごいけれど…

こういう時間をちゃんと拾って認識して、幸せを感じられる人でありたい。何も生まない、ただ安心できる時間が、私を生かしてくれていると思う。

また母を温泉に誘おうと思う。

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