2日前、怪しげな団体を見つけた
2日ほど前に気になる団体を見つけました。
いえ、正しくは団体と名乗っているだけで製作者は1~2名なのかどうかということも不明の「団体」です。
おそらくnote利用者の中には気になり本を手に取る人もいるのではないかと思ったので、今回はこの団体についてご紹介したいと思います。
ちなみに私自身、まだあまり彼らのことについて詳しく調べられていないので、またいつものように調べながらここにメモをするという流れになります。
この団体について
暗黒通信団という団体をご存知でしょうか。
私はTwitterのおすすめツイートに出てきたことで知りました。
Twitter⇒ 暗黒通信団
はじめは「何か怪しい団体かな?」と思い、それはそれで面白そうで興味がそそられるものがありましたが、調べて行くうちにわかったことは、1996年からコミックマーケットに参加している同人サークルであるということでした。
何を制作しているのか
同人サークルと聞けばマンガの同人誌を思い浮かべるはずですが、暗黒通信団は異なります。
ジャンルは評論や情報で、数表、珍書、実用書、学術書といった分野の同人誌を制作しているのです。
私がおすすめツイートから飛んで見た時のツイートで紹介されていた制作本は「円周率100,000,000桁表」というタイトルの本でした。
タイトル通り円周率がひたすら掲載されているだけの本です。
はじめから最後まで円周率の数字だけが印刷されています。
衝撃でした。
“読み手に苦笑いをさせることを目的として書籍制作をしている”そうです。
こういったノリは私の好物です。
あれこれ見ているうちに「暗黒通信団の他の本のことももっと知りたい!」と思い、今に至るわけです。
怪しげな団体というよりは、面白そうな団体と表現するのが正しいと思います。
気になったタイトル
暗黒通信団のホームページは、これまた私が何かとここでご紹介している類の、レトロな入口から始まります。進んだ先のページは見やすく、古さはあまり感じさせません。
公式ホームページ⇒ 暗黒通信団
ホームページ内では過去に制作されたタイトルが確認できたので、気になったタイトルをいくつかご紹介しましょう。
※ネットではプレミア価格になっているタイトルもありますが、書店ではまだ取り扱いがあるタイトルがほとんどであると思います。
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☆個人的に気になったタイトル
「ウラシマ効果」物語
「ウラシマ効果」について解説した本。
この本では、ウラシマ効果を相対性理論に基づき計算してみたそうです。 浦島太郎が竜宮城で過ごした時間、そして故郷で流れた時間を使って計算するのだとか。難しそうですが面白そうです。
科学の黒歴史
公式ホームページに掲載されていなかったので廃刊になっているかもしれません。ネット上ではプレミア価格になっていました。表紙のフォントがホラー文字で面白そうです。危険な情報が入手できそうです。
私たちが選挙に行く意味は本当にあるのだろうか?
似たようなことを考えていたので気になりました。私の場合、正しくは「強制されていないのだから、選挙に行くのも行かないのも自由なのでは?」と思っていたのですが。あまり書くと真面目な人に怒られるのでこの辺で。
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☆ここからはnote利用者が興味を持ちそうなタイトルを勝手に厳選しました。
ラジオでメールが読まれる確率が上がる法則
ラジオで自分のメールを読んでもらいたい!と思う方は読んでおきたいタイトル。著者の豊富な実体験を元に書かれているそうなので、ラジオ好きは必見ですね。
人工知能とか言う前にマイクロソフト製品を捨てろ。話はそれからだ。
公式ホームページには既に掲載がなかったのですが、amazonでは購入可能のようです。この本に影響された方は、読み終えた頃にはマイクロソフト製品を捨ててしまうことでしょう。
ブラックホールの理論と観測入門
ブラックホールはどうやって理論的に考えられたのか、一般相対性理論が発表される遥か前から現在に至る歴史について書かれているそうです。宇宙科学好きはもちろん、ブラックホールに吸い込まれたいと考えている方にも。
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☆ライトノベル風(このような物語ジャンルもあったようです)。
やはり俺のソシャゲ課金は間違っているだろうか
一時Amazonのジャンル別売り上げ一位になったことがあるそうです。ソシャゲ課金問題、プレイヤー側の問題などを取り上げた本格的な内容が人気の理由なのだとか。
二〇世紀少女 しむ起動秘話
秋葉原を舞台とした20世紀のロボット小説。 旧日本軍の超技術で作られた美少女ロボットと、廃人オタク東大院生女子を「教授視点」で語っているそうです。
購入方法
なんと暗黒通信団の本はamazonで買えるんですよ。
しかも同人誌であるにも関わらず、全国各地の本屋さんでも普通に一般販売されているので近場で手に入る可能性があるのです。
1冊115円~600円ほどのお手頃価格。仲のいいマニアな友達なんかに気軽にプレゼントするのも良いのではないかと思います。
私の趣向で偏ったタイトルばかりを紹介してしまいましたが、数学系のタイトルが豊富に揃っている印象でした。
表紙のデザインもモノクロで、インテリアの邪魔もしません。
部屋に置いておくことで、来客との会話も弾むことでしょう。
...そう思うのは私だけでしょうか?
公式ホームページ⇒ 暗黒通信団
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