唯一の連絡手段SNS
みなさんは今現在、どのようなSNSを利用登録しているでしょうか。
ふと「昔、海外のSNSを利用していたことがあったな......」ということを思い出したので、今回はそのSNSのことについて少しお話したいと思います。
高校生の頃
高校2年生の頃の話です。
クラスで友達になった子が不登校でした。
しかしその子は完全に学校に来ないというわけではなく、週に2回程度は来ていたと思うのですが、それでも来るのは昼頃からでした。
昼からという短時間、しかも気分が落ち込んでいるようで意思疎通も怪しかったので、基本的に彼女とはSNSを通して会話をしていました。
そのSNSとは Myspace(マイスペース)という名のSNSだったのですが、ご存知でしょうか。
このSNSについて
いつ頃から開始されたSNSなのかという詳細はわからなかったのですが、Wikipediaをチェックした情報では2006年にアカウント数は1億を突破。
2008年時点には2億320万人分ものアカウント登録があったそうで、ちょうどこの頃に私たちもMyspaceを利用していたのです。
このMyspaceとは音楽やエンターテインメントを対象に、共通の話題を持つユーザと交流することなどを目的としたSNSでした。
私も友達も自分のページに好きな音楽(主にV系やメタル等)やアート画像(耽美系や残酷なもの)を貼り付けるなどし、
それはそれは奇妙な1ページ(訳:厨二病)になっていたのをおぼえています。
ある日の出来事
私は彼女と連絡を取る唯一の手段としてこのSNSを利用しているようなところがあり、正直SNSに気合を入れるという意味では、mixi の方がまだ使い込んでいるつもりでした。
ところがそんなある日、友達が珍しく朝から学校に来ており、一番に話したことが
「Myspaceのデザインが一新された。設定していたデザインや音楽が全て消えてしまった。最悪だ」ということでした。
その時に、彼女がこのSNSにどれくらい気合を入れていたのかということがわかったのと同時に、自分の中では二番手であったSNSも、いきなり消えるとそれなりに寂しいのだということがわかったのです。
消えることもある
noteは日本発のサービスなので、急に消すような思い切ったことはなかなか行わないのではと思ってしまう部分がありますが、Myspaceに関しては日本と考え方が異なったのか、本当にいきなり全て消えました。
今私たちは毎日当たり前のようにnoteを通して色々な文章や漫画などを投稿し、発信していますが
「サービスがいきなり終了したらあの時のようなことになるのだな......」ということをふと思い出してしまいます。
しかも今回、久しぶりにMyspaceについて検索を行ったところ
2003年〜2015年にアップロードされた全てのコンテンツを削除したことを明らかにした。
参考⇒ RollingStone Japan
これは2019年の情報です。
3年以上前にアップロードされた写真、動画、音声の全ファイルは、今後MySpace上で表示したりダウンロードしたりすることができなくなるでしょう
参考⇒ RollingStone Japan
......。
もしかして、MySpaceの運営者の思い切りがいいだけなのか?
もう少しSNSに対して前向きに考えよう。
今度、そう友達に話そうかなと思いました。
相変わらずなスタイルに少々笑ってしまいました。
最近の若者は特にSNSのみで連絡を取り、友達のキャリアメールアドレスはもちろん、住所も知らないという傾向があるのではないかと思います。
よほど仲の良い関係で、何か緊急性のある連絡も取り合える仲であれば、住所も知っておいた方がよさそうですね。
ところでその彼女は今現在、多少の落ち込みはあるそうですが、あの頃の深い鬱状態と比較すると今は随分と元気になったと感じます。
次の記事⇒ ロープウェイ