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【人生の半分を米国で過ごし分かった】留学の本当の価値

Polymathはニューヨークとロサンゼルスを拠点とする、理系専門留学コンサルティングファームです。アドバイザーは米国の第一線で働くGAFAM・外資投資銀行エンジニア、現役CS大学院生で構成されおり、エッセイ添削、出願、合格まで一丸となってバックアップ致します。元々は家族・友人・同僚向けにアドバイスをしていましたが、「もっと留学生や海外で活躍する仲間を増やしたい!」という想いからPolymathを設立しました。


こんにちはPolymathのイトクです。私は高校を卒業と同時に神奈川の実家を飛び出し、18年前にアメリカに渡りました。コロンビア大学のデータサイエンス大学院を卒業して今はニュヨークのAmazonで働きながら、皆さんの理系留学をサポートさせて頂いています。

自分でも驚いていますが、ちょうど私の半生はアメリカで過ごしたことになります。中学、高校の友人たちとは異なり、私は既定のレールから外れ、異なる人生を歩んできました。その結果、多くの良い経験や困難にも直面しました。今日は、その20年のアメリカ生活を振り返りつつ、留学のメリットとデメリットについて考察したいと思います。留学を一方的に勧めるブログやYouTube、斡旋業者も多いですが、留学という選択は、国内での選択を放棄することを意味します。どんなことにもデメリットは存在します。それを踏まえて、真摯に振り返ってみたいと思います。


留学のメリット

高度な専門性を追求する

留学は、特に高度な専門性を追求する者にとって、計り知れない価値を持つ経験となります。米国の大学は、世界各地のトップ研究者たちが集結する場所であり、先進的な研究や革新的なアイディアが日々生まれる中で、知識や経験が積極的に共有されるエコシステムが存在します。たとえば、AIや深層学習に興味を持つ者がニューヨーク大学のデータサイエンス学部に入学すれば、深層学習の発展に貢献した世界的権威、ヤン・ルカン教授の直接指導を受けることが可能です。このような機会は日本にいるとなかなか得られません。

さらに、米国の大学は国際的な評価が高く、熾烈な選抜を勝ち抜いた優秀な学生が世界中から集まります。これら多様な背景を持つ学生たちとの共同学習は、互いに切磋琢磨する刺激的な環境を生むとともに、学生たちが世界のトップクラスの仲間として競争や協力を深める場となります。このような厳しくも充実した環境での学びは、自己成長を促進し、困難を乗り越えた経験は自身の自信の源となります。私も卒業時には、その努力や達成を振り返り、誇らしく、感慨深い思いでした。

コロンビア大学の卒業式

英語の取得

英語の習得は、留学の一番わかりやすいメリットでしょう。アメリカ合衆国国務省の機関、Foreign Service Instituteの研究によれば、日本語は英語と構造的・文化的に大きく異なるため、カテゴリ5に位置づけられ、日本語を母国語とする学習者が英語を流暢に話す能力を身につけるためには、約2200時間の学習が必要とされています。

日本での典型的な学習環境を考慮すると、週2時間(1時間の授業と1時間の自習)のペースで英語を学ぶ場合、この目安を達成するには約21年が必要です。これは残念ながら、ほぼ不可能に等しいですね。海外留学の環境では、日常生活、授業、グループワーク、テレビ視聴などを通じて、1日約6時間英語に触れることが可能と仮定すると、約1年でこの目安を達成することが可能と考えられます。留学により、英語の実際の使用環境に頻繁に触れることができるため、言語の背景や文化的な側面を直接体験しながら学ぶことができます。このような実践的な環境は、単に教科書を使った学習よりもずっと効果的であり、実用的な会話能力や深い言語理解を迅速に獲得するのに役立ちます。

人生の価値観を豊かにする

英語の習得や留学は、単に言語のスキルや知識を増やすだけでなく、人生の価値観を豊かにする重要な要素と言えます。グローバル化が進む現代において、英語は国際的なビジネス、科学、技術、旅行、エンターテインメントなど、多岐にわたる分野での共通言語として使用されています。そのため、英語を習得することで、世界中の多様な文化や人々との繋がりを築くことができます。英語を話す能力は、キャリアの展開や人間関係の拡大に繋がり、多くの新しい機会をもたらしてくれます。

私自身も留学を経験し、英語を習得したことで世界中に友人ができ、心から感謝しています。初めての異文化交流は、高校時代、交換留学制度を通じて2週間アメリカからのホームステイ学生を神奈川の我が家で迎え入れたことでした。それから20年が経ち、今では家族同士の深い絆を持っています。彼らの家族は日本を訪れ、私たち家族もペンシルベニア州の彼らの家を訪れた経験があります。つい先日も親がニューヨークを訪れた際、子供も連れて家族5人でホストファミリーに会いに行き、みんなでバーベキューをしました。こんなにも素晴らしい関係を築いた経験を持つ生徒は、私の知る限りでは他にいません。そして、私の横浜での結婚式には、世界中から友人たちが集まり、祝福してくれました。

20年ぶりに私の家族とホストシスター家族が再開した時の様子

これは、単に言語を学ぶことの結果ではありません。それは、異なる背景や文化を持つ人々との深い絆を築くための第一歩として、英語を使用することの結果です。このように、英語を習得することや留学を経験することは、人生の価値観を豊かにし、新しい視点や深い人間関係を築くための素晴らしい機会を提供してくれます。

さらに、家族や子供を伴っての留学は、一家全員にとっても価値ある経験となるでしょう。特に子供は、現地の学校に通うことで、異文化の中での日常を体験することができます。新しい友達との関係を築きながら、異なる背景を持つ人々と共に学び、多様な価値観に触れることは、その後の人生においても非常に大きな影響を与えることでしょう。子供たちの視野が広がり、柔軟な思考や異なる文化への理解、そしてグローバルな視点を持つことができるようになるでしょう。私の息子は2歳ですが既に日本語と英語をどちらが母国語と意識することもなく話しています。

余談ですが、私の父も私の姿を見て、留学の価値を感じ取り、70歳で留学する決意をしました。年齢を問わず、新しい経験や学びを追求することは、人生を豊かにするための一つの方法です。

キャリアの飛躍
留学はキャリアの飛躍のための重要なステップとなることが多いです。特に、専門的な分野での留学は、その後の就職活動や給与水準に大きな影響を与える可能性があります。コンピューターサイエンスのような高度な技術分野での留学は、世界中での高い需給ギャップと、技術者不足を補うための高額な給与が待っています。例えば、アメリカの一流大学でコンピューターサイエンスを学び、その後Googleのシリコンバレー本社にエンジニアとして入社すると、年収として$195,864、日本円で約2,700万円という高給を得ることが可能です。これは、日本のエンジニアの平均給与よりもはるかに高い水準となっており、留学経験がもたらす明確な経済的メリットを示しています。

さらに、留学経験者は日本に帰国する際にもその価値を実感できます。例えば、ボストンキャリアフォーラムなどの大規模な就職イベントでは、世界中のトップ企業、例えば、ゴールドマン・サックス、マッキンゼー、三菱商事 、トヨタ、ソニーなどが留学経験者を日本で積極的に採用しようと集まります。私の同期も上記の様な企業に就職していく人が多くいました。これは、留学経験がもたらすグローバルな視野やコミュニケーションスキル、問題解決能力などが、日本国内のビジネスの現場でも高く評価されている証拠です。このように、留学はキャリアの質と幅を向上させるための大きな鍵となり得るのです。

挑戦に対する価値観

日本の文化は、集団の調和や「和」を重視する一方、失敗に対する厳しい視線がしばしば向けられるのが特徴です。例えば、高校のバスケットボールの公式戦のクリティカルな瞬間に、トリッキーなビハインドザバックパスを試み、それが失敗した場合、多くの監督から「なぜあんなことをしたのか」という厳しい声があがるでしょう。

一方、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの国々では、同じような場面でも「あそこにはスペースがあった」「ナイスプレー!」と称賛されることが多く、挑戦そのものが評価される文化が根付いています。特にアメリカでは、挑戦を通じた成長が奨励され、その結果として、学生たちは自らの限界を超え、新たなスキルや知識を獲得する機会が増えます。

多くの国では、単なる「失敗」よりも背後にある努力や挑戦を評価し、応援する文化が深く根ざしています。このような経験を通じて、学生は自信を深め、より大胆に新しい挑戦に取り組むようになります。

私自身、留学を通じて日本の「和」を重んじる文化と、異なる挑戦の評価がなされる文化の違いを体験しました。その結果、失敗を恐れずに、前向きに挑戦する姿勢を身につけることができました。私が信じる「失敗をしていない時は挑戦をしていない」という言葉が、私の行動のモットーとなっています。私にとって、留学で得られた最大のメリットは「挑戦に対する価値観の変化」でした。

デメリット

高い学費

留学は多くのメリットがある一方で、デメリットの一つとして学費の高さが挙げられます。特に、アメリカを始めとした英語圏の国々では、大学や大学院の授業料は日本の大学と比較すると数倍にもなることが珍しくありません。そして、学費だけではなく、生活費や航空券、健康保険、ビザ手数料など、留学に必要なさまざまな費用が追加され、その結果、経済的な負担は増大します。

卒業後のキャリアを視野に入れれば、このような高額な投資が将来的に大きなリターンをもたらす可能性は高いですが、短期的に見ると、経済的負担となることは確かです。多くの学生や家族にとって、これは大きなハードルとなります。奨学金を探す、アルバイトで資金を稼ぐ、教育ローンを利用するなど、留学資金を確保する方法はいくつか考えられますが、いずれにせよ、留学を決意する前に十分な経済的な計画と準備が求められます。

競争の激しさ

世界的に著名な大学やプログラムへの入学を目指す場合、非常に競争率が高いため、多くの優秀な学生たちとの厳しい戦いとなります。入学試験の受験、エッセイの執筆、推薦状の取得といった過程で、早い段階から一段と高い能力や専念の姿勢が求められます。

特に、北米の名門大学には世界中から才能ある学生が集まるため、入学後の競争も一段と激化します。多様な背景を持つクラスメートたちとの学業や研究、そしてインターンシップや、フルタイムの仕事のオファー争う中で、常に自身の位置を確立し続ける必要があります。このような競争の中で自己成長を楽しめる方にとって、留学は非常に魅力的な選択肢となり得ます。アメリカは能力、情熱のある人には限りなく大きな機会がある環境です。

挑戦の価値を知るあなたへ

決められた人生の道を進むより、自分で新しい道を探求する方がワクワクしませんか。新しい挑戦を追求する皆さんにとって、留学は新たな視点や経験を得るための素晴らしい機会となります。Polymathは、そのような挑戦を志す皆様を全力でサポートするために生まれました。

私たちのサービスは少人数制で、さらに複数のアドバイザーが総力を挙げて、一人ひとりの留学生の夢を叶えるためのサポートをチームで行っています。その結果、複数のアドバイザーが多様な知識と見解の融合してサポートをすることで高い合格率を実現しています。

私たちのチームメンバーは、米国の先進企業や大学での実績を持つプロフェッショナルばかり。コンピューターサイエンスやデータサイエンスの専門家として、最新の技術や知識をもとにサポートを提供しています。留学の準備に関するご質問や悩みがございましたら、どうぞPolymathまでお気軽にご相談ください。

また、最新のAI技術を駆使した新しいサービス、Polymath AIの提供を開始しました。このサービスを利用することで、留学準備がよりスムーズかつ充実したものとなります。現在はベータ版のため、特別なクーポンをご用意しています。『BETA70』をクーポンコードとして入力すると、初めの3ヶ月間は70%オフでご利用いただけます。このチャンスに、Polymath AIのサービスを是非ともお試しください。

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