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鬼になるということ

反応しない練習、を読んでいます。

まだ半分しか読んでないですが、良き本で、
思考が溢れかえってきてしまったので半プット(半分アウトプット)します。

ところでこの本でブッダが出てくるたびに聖☆お兄さんのブッタが脳内に登場します。

現代の人間の悩みは、
その全てが「承認欲求」から来ていて、
それが自分の中に存在しているコト、を"認知"することから全ては始まる。

これがこの本前半のシンプルなメッセージです。
これまでのサポメの内容や、読んできた本が
壮大な壮大な伏線となってこの本で一気に回収されている感じがします。

承認欲求を満たすことが人間の本質なので、
人の役に立つこと=ギブ、はまさしく承認欲求を満たす、非常に理にかなった選択ですね。

仕事一筋の人が定年退職をした後にぼんやりしてしまうのも人の役に立つことが、ある日突然無くなるから。
社交の場から遠ざかりどんどん認知機能が衰えてしまうのも、人の役に立つ場面が無くなり自分の考えに閉じこもるから。
それすなわち承認欲求が満たされる場面が皆無ということ。

そして体と心は両輪のようなもので、
どちらかが欠けてもうまく機能しない。
→運動をやらない理由の方がもはやない、ってことか。

ここ数日もやもやと嫌な思いを抱えていたのですが、
この本に書いてあった「自分の体の動きをただ言語化する」をやってみました。
右足出して左足出して右足出して歩いてる、、、みたいな。
本当にそれだけですっと嫌な気持ちが引いて行きますぞ。おお~これは緊張した時とかも使える!

心だけにとらわれてもいけない。
なぜならそれは妄想にすぎないから。
ブッタ確かに超クール。理系男子って感じです。

最高の体調、でもブッダについて言及されてますが、ひとことで言えば「すべての欲望はフィクションだと気づきなさい」と。

正しく認知することによって不要な反応や判断を消していきましょう、というブッダのお話。

ただ、
ここで脳内に登場したのは鬼滅の刃無限列車編の煉獄 さんと猗窩座(鬼)の問答。

人間は不完全であるから、鬼になって完全な個体になろうと誘う鬼。
人間は不完全であるからこそ愛おしいのであって、
君と私では判断基準が違う、と答える煉獄さん。

煉獄さんは
自分の能力を他者のために使う、それが能力を持つものの責務である= 人間の本質的な承認欲求を満たす道である。
と言っているのですね! 煉獄のアニキー‼️😭

↓ここから下は私の感想。
ややもすると鬼の提案の方が合理的にも思えますが、
完全に合理的になってしまっては人間は人間ではなくなってしまう。
ブッダの言う思考の合理化は、確かに心の状態を楽にはしてくれるけれど、
辛い、悲しいという気持ちを持たないということは
愛しい、美しいと思う気持ちも失くしてしまうのではないかしら?( もちろん完全に合理的には慣れないのでそんな心配はいらないと思いますが😅)

改めて、深いなぁ、鬼滅。
慌てて読み直しました。




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