見出し画像

ポラリス保健室だより 11月

秋を通りこして冬?!

急に寒くなってきました。
11月に夏日だなんて!と思っていたら、
秋はなくなってしまったのでしょうか?
「体調管理に気をつけましょう」とたくさんアナウンスされていますが
そもそも「体調管理」ってどうやればいいの?

「体調管理」とは?

調べてみると・・・
「栄養バランスの取れた食事」
「質の良い睡眠」「適度な運動」「規則正しい生活習慣」
などなど
こんな言葉がたくさん出てきました。
健康に関心の高い人であれば、日々行っていることですよね。
では、「体調管理」に気をつけていたら、
身体の調子は悪くならないのでしょうか?

環境の変化に適応する柔軟性

やっぱり、急に気温が下がって身体の調子が悪いと感じることは
あると思います。
ある意味、感じるということは、
ちゃんと身体がサインを出しているということだし
それに気づけているということだと思います。
人間は「適応能力」が結構高い生き物だと思っています。
でも、適応するまでにかかる時間はそれぞれです。
この環境の変化に適応するまでに時間がかかると
不調を感じる期間は長くなるし
カゼやインフルエンザ、COVID-19など感染症にもかかりやすくなります。
環境の変化に適応する力は、誰もが持っていますが
意識的に「体調管理」をすることが
環境の変化に適応する時間を短くするんですね。
まずは、呼吸を意識するところからはじめましょう。

免疫力

カゼやインフルエンザ、COVID-19など感染症や病気にかかりにくくするものとして
「免疫」という言葉を聞いたことがあると思います。
予防接種は、人工的に免疫をつけるものです。
人間の身体の中で免疫の働きをしているは、「免疫細胞」といわれるもので
腸(小腸・大腸)に約7割が集まっていると言われています。
腸といえば、消化吸収を担い身体に栄養を取り込んでいくところですよね。
毎日、自分の身体の中に取り込む食事を見直してみましょう。

「熱々や。身体を冷やしたらあかん。」

朝ドラ“熱々先生”の台詞です。
風邪をひいたり、ケガをして身体に炎症がおこると熱がでます。
ウイルスや細菌といった人間の身体に悪い影響を与えるものは、熱に弱いので
身体がちゃんと自分で治そうとして体温を上げます。
また、免疫細胞は温度が高いとより活性化します。
ですから、身体を温める、冷やさないようにするということは
免疫細胞を活性化させるためにとても大切なことなのです。

 身体を温める食事

身体を温める食材は皆さんおなじみの“しょうが”や“とうがらし”
そして“かぼちゃ”“かぶ”“ごぼう”などです。
“ごぼう”は食物繊維も豊富ですよね。
食物繊維は、腸内環境を整えるために必要なものです。
免疫細胞は腸に約7割集まっているわけですから
腸内環境を整えていくことも身体を温めることと同時にとても重要です。
腸内環境を整えるためにもう一つ大事な食材は“きのこ類”
こうやって見ると、寒くなって風邪をひきやすいなど
免疫力をアップさせる必要がある季節の旬の食材が大活躍ということがわかりますよね。
 
さらに、身体を温める、消化を助けるのに優秀なのが“発酵食品”です。
“ヨーグルト”“納豆”などがおなじみですね。
“発酵食品”は酵素が働いて発酵食品になるわけですが
この酵素の力により代謝機能をあげ血液循環をよくしたり、
消化吸収しやすいように栄養素が分解した状態になっていたりしています。
とても優秀な食品ですね。
ぜひ食事の中に取り入れてみましょう。


いいなと思ったら応援しよう!