オールドレンズで下町スナップ (後編) 「New NIKKOR 85mm F1.8」で谷根千スナップ
どうもポラックです。
今回も前回に引き続き昭和レトロな下町
「谷根千」スナップ後編。
前回のオールドニッコール
「NIKKOR-S•C Auto 55mm F1.2」から
今回もオールドニッコールの
「New NIKKOR 85mm F1.8」にレンズをチェンジしていきます。
当時のカタログによると「開放からコントラストが良好で高い解像度が得られボケ味も良好」なレンズとのこと。
当時と云っても今から45年前だから現代のレンズと比べちゃいけませんね。
でも前回の収差全開55mm F1.2と比べてこちらは安定した性能のようなので楽しみです。
*今回も全て撮って出し。
根津神社から
前回に引き続き千本鳥居を開放で撮影。
55mm F1.2ほどではないにせよこのレンズの開放もふわっとした描写。
F5.6まで絞るとかなり雰囲気が変わる。
ピントを手前に持ってきて絞りはF4に。
光と影が臨場感を演出している。
今度は絞りをF2でピントを奥へ。
ピント位置と絞りによる視線の誘導。
ピントを最短近くまで持ってきて。
絞りによる描写の変化を楽しむ。
ちょっと遊びすぎた。
このレンズの開放描写良いです。
カタログの文句にも納得。
開放でも全く破綻してない。
網目の光と影の模様が手前に向かってなだらかにボケていく。
中望遠らしい圧縮効果と立体感。
背景の玉ボケがグルグルボケを演出。
大口径レンズならではの口径食の影響のようですがこれも個性の一つ。
へび道へ
根津神社からへび道と呼ばれるクネクネ道へ。
谷根千の千の字の看板や
タワシや
靴がぶら下がる街。
さんさき坂を登る
このさんさき坂は上野へと登る道。
幕末の上野戦争の舞台でもあり今でもその時の弾痕が残っているそう。
この道沿いにも色んなお店があり面白い。
ここも置き物や暖簾がネコ。
御殿坂へ
坂を登りきり日暮里方面へ戻る道。
雰囲気のある古書店。
築100年の古民家カフェ。中もかなり素敵。
未来定番研究所?なんでしょう。
ようやく御殿坂付近まで来ました。
夕焼けだんだん
谷中銀座へと降りる階段を「夕焼けだんだん」といい、そこから見える夕日が綺麗だそう。
ここが夕焼けだんだん。
なんかいい雰囲気〜
谷中銀座
ここから先が谷中銀座。
活気がすごい。
夕方になるにつれ人が増えてきました。
人が多くてスナップはしにくい。ここはテレビにも出たり食べ歩きできたりとホント色んなお店があって楽しいところ。
谷中銀座の先にもまだまだ色んなお店がある。
路地にはスナック街。
カフェやラーメン屋さんもある。
谷中銀座の方へ戻ると人だかりが。
こういう商店街がこれだけ賑わってるって良いですね。
外資の大型ショッピングモールの進出でこういう光景はかなり減ってしまった。
今年は色々とあってまだ渦中ではあるけど、こういう光景が見られるのは安心する。
そろそろ夕焼けの時間帯。
たくさんの人がここから写真撮ってました。
撮って出しだと上手く撮れなかったのでこれだけレタッチ。こんな雰囲気で綺麗でした。
最後は日暮里駅の前の階段上から見えるスカイツリー。
まとめ
いや〜谷根千良かったです。
ここには載せてない寺院やカフェなんかもまだまだたくさんありました。
なんていうか谷根千には寺院だとか古民家だとか長く営業しているお店や商店街があって、もともと地元の人たちに愛されて残ったものが多い。
そういったお店なんかが広く紹介されて地元以外の人も訪れるようになった。
それでそういった人たちの休憩するカフェや飲食店が多いんですかね。
色々な歴史が上手く積み重なって今も活気のある良いところだなと感じました。
昭和な感じのいい雰囲気が歩いていても気持ち良かったです。
後編では85mm F1.8を使っての撮影でしたが、最後は日が落ちてきて開放ばかりになってしまいました。
それでも安定した描写。
商店街なんかだと焦点距離が長すぎて遠目からの撮影が多くなってやや使いにくさもありましたが、逆にスナップの時の距離は稼げてそういう意味では使いやすい。
ポートレートなんか撮ったらいい感じなんでしょうね。
周辺減光が結構あるので使い方次第では印象的な写真も撮れそうです。
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