映画『マスカレード・ナイト』感想
東野圭吾さんの作品『マスカレード・ナイト』の劇場版を鑑賞してきました。
昨日に引き続き、映画館での鑑賞です。なんだか気持ちが盛り上がって、行ける!行きたい!と思ったので行きました。今日も体調は安定しており、最後まで楽しめました。
原作はすでに読んでいたものの、細かい部分や誰が何役なのかはぼんやりとしていたので、犯人等、色々と考えながら楽しむことができました。
舞台は、前作『マスカレード・ホテル』同様、もしくはそれ以上に豪華絢爛に感じ、とてもかっこよかったです。
登場人物が多い分、どこでなにが繋がっているのかを考えられるのがこのシリーズの楽しみ方の一つだと思います。
主人公の2人の思いの強さがとてもかっこよかったです。自分の務めに真摯に向かえる人はとても魅力的です。
しかしなんといっても、麻生久美子さんがとても良かったです。皆さんとても素敵なのですが、特に…。
色々な作品に触れる中で、良いことをする人も悪いことをする人も、揺るがぬ信念をもつ人間は輝くのだな…と考えることがあります。
人を傷つける行為や復讐というものはよくないものだと理解しながらも、人はこんなにも強い思いをもって生きることができるのだな…と驚きます。
きっと、作品の事件は現実に起こっていないからそんなふうに思えるのだと思います。
こういう作品を観るときには、おもしろさを感じつつも、現実と創作とは区別して認識する力を失ってはいけないとつよくおもいます。
人のあたたかさを感じて良い影響を受ける作品もあれば、逆もあるのだと思います。人は様々な影響を受けながら生きているので、受け取り手が決して間違えることはあってはなりません。それを言い訳にしてもいけないと思います。
話が逸れてしまいましたが、最近の報道で思うことがあり、思わず深く考えてしまいました。
作品は作品としてとても面白かったので、原作が続いてくれたらいいなぁ…と仄かに期待を抱きつつ、締めたいと思います。
ありがとうございました。ぽくこ