だめと言わないで代わりのものを
子どもがやってはいけないことをした時に、大人は思わず「だめ!」と言ったり、注意してしまいます。
だけど、大抵の子どもは、ルールがわからず、好奇心からしているので、だめと言われると否定されたと思って傷つきます。
いけないとわかってわざとしていることもあるけど、それは「見て見て」が強いので、注意されると、見てもらえたことに余計行動が増えることがあります。その場合も見てほしい気持ちが満たされなくて傷つくことがあります。
だめな時に一番いい対応は、代わりのものや行動を伝えることです。
例えば、触ってほしくないものを触ろうとしている時には、もっと興味のありそうなものを代わりに渡します。走って遊んでいるけどぶつかりそうで危ない時には、座って遊べるものを提案します。
注意や叱ることはしない。否定をしない。
すると、お互いに嫌な気持ちになりません。
そして、次からはどうしたらいいのかわかって、してほしくないことも減ります。
その代わりの興味をどれだけ思いつくかが鍵です。
私もデイでお子さんと関わっていて、別のことを見つけて提示することを日々目標にしています。正直、必ずできているかというとなかなか難しいことも多いです。
余裕があること、子どものことを知っていることが必要だなぁと思います。