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書籍の記録

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出会った書籍にレビューを。 お気に入りの言葉に感情を。 人生に寄り添う言葉たちは生活の画家。 ここから少しずつ、読み終わった順に、言葉にしていきます。 別名、言葉の自己研鑽。
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2018年6月の記事一覧

はじめに

心に響いたものを、響いた分だけ、誰かに届けたいと、思いました。 できることなら、その時届…

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CANVAS magazine「Life is a Journey」

雑誌が好きだ どんなものが飛び出してくる分からない中で 目に飛び込んだものをそのまま読むの…

井上法子「永遠でないほうの火」

海と重なる 深い深い祈りのような 言葉は奥深くへと潜っていく 祈りへと至るための巡礼の旅…

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河野聡子「地上の出来事はぜんぶここからみている」

言葉という迷宮を駆け抜ける 詩人の呼吸 視点を読者と共有 共通した言語で突きつけた矛盾 言…

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サン=テグジュペリ「星の王子さま」

―――羊の絵を描いて 星の王子さまは 大切なばらが 大切だと気づくために 旅をしていた 色…

マーク・オズボーン「リトルプリンス 星の王子さまと私」

「―――羊の絵を書いて」 星の王子さまの言葉をよく覚えている バオバブの木 バラ キツネ …

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高田敏子「新編 高田敏子詩集」

氏の詩集はすべて持っている こういう形式の詩集は 音楽で言うところのベストアルバムだと思っている でも、私は声を大にして言いたい これだけではないと。 そのほかにも素晴らしい詩はいくらでもある 私の中ではリルケに並ぶ偉大な詩人だ 背後に潜む戦争の足跡 その中でも平和を願う言葉の軌跡 争いではなく 彼女はひたすら平穏と幸福な日常と 孤独と悲嘆が降り注ぐ一瞬を切り取った 「その木について」 から得た衝撃は計り知れない リルケとの出会いで詩の世界に傾倒していた私

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高橋順子「高橋順子詩集」

海に惹かれて 海を泳ぐように 海の中へ飛び込むように 水の流れていく先を辿って行った 降…

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千原こはぎ 「これはただの」

――恋って 苦しんだって 思った 本質的に だから 思い出になった時 愛しいんだって 思…

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ちんすこうりな「女の子のためのセックス」

それは 地図みたい 女の子、ホテル、山手線、出会い、別れ、寂しさ、温もり、東京という、町 …

永田カビ「一人交換日記」

――思った これは もう一人の 自分だ その寂しさも 孤独の辛さも 分かってもらえない痛…

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永田カビ「一人交換日記2」

まるで自分との往復書簡 愛されていない自分 愛が欲しい自分 壊れていってしまう自分 その自…

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パトリシア・ハイスミス「キャロル」

彼女は白黒の世界に生きていた 無味乾燥な毎日 婚約しているけど愛情のない関係 私はこの生…

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「キャロル」

どうしてこれを買ったのか なんとなく衝動的な気もするし 探求心のような、気もするし ジェリーフィッシュに目がくらむようにはまって そういうものに、興味が出たのかもしれないし 愛と恋の境目を、探りたくなったのかも しれない…… 彼女は美しい 全てを自分の行いとして目を背けない潔さが ひたすら孤高で 高潔でさえあって 誰も責めない それは自分が選んだことだと言う 自分の生き方を偽るなら 自分の存在意義がないとさえ言う 強く、気高い 全てを知って 全てを受け容れてい