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書籍の記録

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出会った書籍にレビューを。 お気に入りの言葉に感情を。 人生に寄り添う言葉たちは生活の画家。 ここから少しずつ、読み終わった順に、言葉にしていきます。 別名、言葉の自己研鑽。
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はじめに

心に響いたものを、響いた分だけ、誰かに届けたいと、思いました。 できることなら、その時届…

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海鳴り 露野うた

―――ついにこの時が来た。 体感時間にして、たぶん10年くらい待ってた こんなに待っていた…

大野 弘紀
4か月前
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犬養ターボ「シグナル」

愛とは何かを語るのはとても難しい。 ○○である、というのは簡単だけど、 実践として体感する…

大野 弘紀
11か月前
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時空絵巻 30頁 おまけトーク(好きな詩人)

「命育む過程」 生き物が死に絶えていく それは人の手によって 生命は死に絶えていく それは…

大野 弘紀
11か月前
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あらまし 「それからはここから」

前作、ホールケーキを切り分けて、からずいぶんと作風が変わった。 焼けつくような、凍てつく…

大野 弘紀
11か月前
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月詠 詩 「その手を」

待ちに待った「その手を」 幸せのために今日を唄うラプソディー 夜を超えていく 勇気のノク…

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「西村佳哲」について

「自分の仕事をつくる」 まるで人生のバイブルのような本 自分であること 生きて行くこと 働くこと 追及したいこと 表現すること 形にすること そこに込められた 自分というのか 思想というのか そういうもの 毎日の積み重ね 日々の集積 信念とでもいいのか そういうものがあらわす それは哲学とでもいえばいいのか 力を尽くすのがまず先ではなく 自分でいることがすべての始まり 自分が 自発的に踏み出す一歩には 未来の全ての手がかりがある その手がかりを道しるべとして 今

「ジェームズ・ボーエン」について

「ボブという名のストリート・キャット」 君は僕の宝物 たった一人の友達 出会って最初はこ…

「月詠 詩」について

「宛て名はない、でもきっと届く詩。」 まるで氷の世界 美しくて いつまでもここにいたい で…

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「伊坂幸太郎」について

「アイネクライネナハトムジーク」 大好きな作品。 たぶん、人生で好きすぎて止まらない小説の…

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「雛倉さりえ」について

「ジェリーフィッシュ」若いということの 美しさと残酷さと 拙さと 成熟への過程と 世界を切…

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「江戸雪」について

「椿夜」 雨という激情と草のにおい 旅人の足跡 星を数えて 空を見て 雨を眺めるだけで 海…

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「江國香織」について

「旅ドロップ」 旅とはなんて素敵なものであるだろう 私は心のどこかで旅というものにあこが…

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伊勢華子について

「みみをすませば」 本を一つ読むたびに 石のようなものが心の中に落ちていく どうすればいいだろう 確かめているうちに時間なんてあっという間 過ぎていく未来へと歩いていきたい でも飲み込まれていく過去に置いていきたくないから 限られた時の中で この手で持っていけるのはどれくらいだろう 自分を大切にするということは 途切れた声をなくしてしまうことなく 形にしておくことかもしれない どんなにそばにいても 限りなく遠いことがある 一緒にいても、同じ景色をみていない、時があ