はぁちゅうさんの「自分」を仕事にする生き方 を読んで思うこと
作家・ブロガーである、はぁちゅうさんの「自分」を仕事にする生き方 を読んでみました。楽天koboを始めることにして、最初に何を読もうかなと。
満員電車でも、気分が落ち込んでいる時にでも、元気な時でも、時間の空いた時にでも、気軽に読めつつ、ちょっとした気の利いた言葉を貰いたくなり、ふと思い付いて購入に至りました。
はぁちゅうさんのことは、大学生の頃から知っていました。大学生ブログが盛んなときに ごあんちょさんの、理工学部生の正直しんどい日々(タイトルは確かこれ)というブログを読んでいて、そのブログに頻繁に登場してきたことで知りました。
そこからはマメにではないですが、たまにブログを読む存在に…特に大好きというわけでも、嫌いというわけでもなく、ただただ何と無くたまに気になる存在でした。賢そうだし、信念を持って生きている感じが気持ちよかったのかも…?
理由はよくわからないのですが、気になる存在でした。最近はよく本を出版していて、でも読む気にはならず。なんとなく、Tweetなどを見ていると、結局のところちょっと攻撃的な意見を取り入れつつ、ポジティブで、とにかく動く!人脈作ることが正義!みたいなイメージで。
それが嫌なわけではないですが、私には前向きで攻撃的な言葉だけを並べているのなら合わないかもな…と思って、著書は手が出せずにいました。
それでなんでじゃあ出したのかと言われると、謎ですが…とりあえず読んでみて思ったのは、全然 攻撃的な前向きなだけの人の言葉じゃない…!!ということ。
なんというか私が思っているより、よっぽど人間臭い人でした。書いてあること全てがめっちゃ勉強になる!とまではいかないし、そもそもああいった類の本はそうであるべきではないものだと思います。
いいと思うところはどんどん取り入れて、納得できないところで自分なりにどうして納得できないのか消化しながら読むことが良いんじゃないかなと。
ということで勉強になった話。
本のタイトルにあるような話が終始で、その点に関してはもちろん勉強になったのですが、あの本の中では些細なことかもしれませんが、目から鱗が落ちたのは下記。
**モチベーションなんてものは、そもそも最初からない と思っていた方が楽。仕事はモチベーションでやり遂げるものではなく、責任感でやり遂げるもの **
すごいこの言葉に助けられました。
モチベーションが上がらない…という言葉に甘えている自分が最近まさにいて、それが嫌で嫌でたまらなかったからです。でも、このモチベーションという言葉に捉われてしまっていて、この考え自体を無くそうと思うことがどうしても出来ませんでした。というのもモチベーション上がりっぱなし、アドレナリン出っぱなしで仕事をしている楽しさを知ってしまっていたから。でも今はそうじゃない。それがしんどかったんですね。
めっちゃ単純ですが、この文章のおかげで、モチベーションという概念をすっかり取り去ることが出来ました。これは私の中でとても助かったことです。
きっと本を書く中で、どれか誰かに響くと良い、と思いながら書いているのではないかと思うので、そのほんの一部の抜粋で助けられた人がいるって、まさにしてやったりなんじゃないかしら…なんて謎に想像してしまいました。
はぁちゅうさん、ありがとうございます。
ふたつめは、
「満たされない思い」が人生を進める力になる
これもまさに今くすぶりを感じている私にヒットしました。うん、この文章書きながら自分が今いかにくすぶっているかがよく分かります。
今の私のくすぶりも、この先の人生の力になるのか…と思ったら全く悪いことじゃないんだと思えました。物足りなさがあるうちは、まだまだ戦えるんだと。
くすぶりを感じながら、どうしてこんなにくすぶってしまっているんだろう?自分の人生は間違ってない筈なのに。自分で決めてきた道の筈なのに…と、物足りなさを感じていることを悪としてしまって、嫌な循環に入り込んでいた自分を打破することができました。
昔は自己啓発本のようなもの、すごく嫌いでした。先を歩く人間が、もっともらしいことをつらつら並べるだけの本。偉そうに言っているだけの本。
でも、学生時代から知っていた、年齢も近い先輩が、書いたものだからすんなり入ってくるのだなと思いました。
自己啓発本みたいなものの、存在意義すらよくわからない頃もありましたが、今は自分で選択して、本の中でも選択して、落とし込んでいくことが大切なのかなと思うことができました。
読んでよかったです。
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