余命が3000文字だったなら、何を想ってどう生きるだろうか。
「余命3000文字」というショートショートを読みました。
不思議なお話である男が医者から突如、「あなたの余命は残り3000文字です。」と告げられてしまう。
聞き慣れない言葉だけど、まさにその通りの病。
男が考えたこと、話した言葉が全て彼の寿命として消費されてしまうのだ。
3000文字なんて、とても短い。
彼は残りの文字数をどうやって生きていくのかー。
というお話。
初めてみる設定と、読みやすさにスラスラと読了。結末はネタバレになる為、伏せておきます。
*
もしも言葉の数が、余命の数ならば、人は誰かを傷つける言葉を使わないのになって思いました。
自分が世の中に発信できる言葉に限りがあったら
きっと身近にいる大切な人へ送る言葉だったり
自分が残しておきたい言葉を書いていくに違いない。
句読点ですら勿体ない。
より伝わる漢字や言葉選びを厳選して、伝えるんだろうなぁて思う。
これはフィクションだから、実際にそんな病はないのだけれど、言葉が溢れて、自由に発信できる時代だからこそ、考えさせられる話だなぁと思いました。
残り3000文字だったら
あなたはどんな言葉を残しますか
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