月の立つ林で/青山美智子

青山さんは、『赤と青とエスキース』、『鎌倉うずまき案内所』などとても素敵な作品が多く、好きな作家さんの一人です。

図書館の予約で、やっと順番が回ってきて、借りてからずっとワクワクしていました。

本作は、5つの短編集からなり、それぞれの主人公がポットキャストの「ツキない話」というのを聴いていることが共通点となっている。

「竹林からお送りしております、タケトリ・オキナです。かぐや姫は元気かな」

このお決まりのフレーズから始まり、月にまつわるいろいろな話が展開されるのだが、それが主人公や読者にも気付きを与えてくれます。

それぞれの主人公にちょっとした接点があるのが、こういった短編集の面白さですよね。

読中、読後と心地よい気持ちになれる素敵なさですので、興味を持たれた方は是非読んでみてくださいね☆

月の立つ林で (一般書)