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【レビュー】1万円以下のトラベラー三脚 VANGUARD VEO 3T 204ABP


はじめに

VANGUARD VEO 3T 204ABPは、2021年7月9日にVANGUARDから発売されたトラベル三脚です。
1,400mmの伸長がありながら縮長は405mmとコンパクトなことが特長となっています。

私は本三脚を2024年の6月に購入しました。本記事では、その機能に触れつつ、外観を撮影した写真を紹介します。
以下、メーカーのリンクです。

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外観・使用感

以下に外観の写真を示します。

箱を開けると、付属品がたくさん入っています。

上記以外にも、以下のケースが付属。見た目よりしっかりしていて、三脚運搬時に有用そうです。

下記は本三脚のざっくりとしたスペックです。

素材:アルミニウム
縮長:405mm
伸長(センターポールを伸ばしたとき):1400mm
伸長(センターポールを縮めたとき):1040mm
重量:1.5kg
耐荷重:4kg

1段階低くした状態

側面にはネジ穴があり、アクセサリーを接続して保持が可能です。

水準器も付属。ただ、場所が場所だけに使うことはあまりなさそう。

脚の根元にはロックピンがあり、ここを押すことで足を広く広げられます

センターポールも伸長可能となっており、足を伸ばさずに高さの調整ができます。
すべて伸ばすと振動に弱くなるものの、屋内での使用であればさほど気にならなそうです。

脚は一番細いものまで伸ばすのは少し怖いかも。あくまで耐荷重4kgのミラーレス一眼用三脚というのを念頭に置いて使うのが良さそうです。

なお、センターポール下部にはフックがあり、重しをつけておけます。

雲台

小型の雲台(BP-45T)が付属しています。アルカスイス互換のため、幅広いプレートを装着可能です(プレートも付属します)。

小型ながらパン棒も付属。耐荷重ぎりぎりの機材を載せると心配な感じはしますが、全体で1.5kg程度の軽量ズームレンズなら問題なさそうです。

ただ、一つ欠点があります。
サイズゆえ仕方ありませんが、自由雲台のボール部とパンのロックが同じノブで行われます。

つまり、雲台の角度を変えようとするとき、押さえていないと一緒に回って(パンして)しまいます。

このあたりは小型化とトレードオフの部分ですが慣れが必要そうでした。

上面には水準器が配されています。
カメラを置くと使えなくなるので、予め水平を取っておくとよいでしょう。

センターポールは伸ばすとかなりの長さになります。

縮長はこんなに小さく。

最近のトラベラー三脚よろしく、一脚として使用することも可能です。

どこかSFっぽく見えてきませんか。見えませんか。そうですか……

ところで、本三脚で最も気に入っているのは、雲台の切り欠きです。
これがあることで、畳んだときに脚がきれいに収まるようになっています。
メーカーの気遣いが感じられる部分です。

アルカスイス互換プレート

本三脚には、多機能なプレートが付属しています。

見た目はふつうですが……

このようにトランスフォームします。

これは何かというとスマホホルダーです。
三脚にスマホを固定することができ、動画や星景の撮影時に役立ってくれることでしょう。

その他、Bluetooth接続のレリーズなども付属しています。
わたしは対応するカメラを持っていませんが、SONYのαシリーズなら使用できそうです。

まとめ

本記事では、VANGUARD VEO 3T 204ABPを購入して感じた使用感や三脚の外観を紹介しました。

本三脚は、実売1万円以下と低価格でありながら豊富な付属品をもち、コンパクトなトラベラー三脚として十分な性能を備えています。

ミラーレスをメインで使用されていて、費用対効果に優れた持ち運びやすい三脚を探している方に合うと思いました。

本記事が購入時の参考になりましたら幸いです。


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