【レビュー】カメラを写ルンですに変えるもの TTArtisan SUPER MINI LED ライト
はじめに
TTArtisan SUPER MINI LED ライトは、2024年8月にTTArtisanから発売されました。
35mmフィルムを模した外観が特徴的で、色温度を変えられるなどの機能を備えながら1個1,400円程度とコストパフォーマンスにも優れています。
本記事では、その機能に触れつつ、外観やライトを使用して撮影した写真を紹介します。
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外観・使用感
以下に外観の写真を示します。
セットには、本体のほか
・充電用ケーブル(USB-A to C)
・電源保護キャップ
・マグネットコールドシューマウント
が付属します。
汎用性の高いUSB-Cで充電できるのは嬉しいポイントです。
マグネットコールドシューマウントは、その名の通りライトを磁石で着脱できるマウントです。
プラスチックらしい値段なりの質感ですが、高級である必要もあまりないかも。正面には「TTARTIZAN」と刻印があります。
ライトの電源保護キャップを外すと、ストラップホールがあります。
ここに適当な紐を通しておくといっそう気軽に持ち歩くことができそうです。
ちなみに、Peak Designのアンカーは取り付けられませんでした。
LUMIX S9に装着。
ホットシューがなければ定常光にすればいいじゃない、と誰かが申しておりました。
この組み合わせ、まさしく写ルンです。
旅行にスナップに好適な組み合わせでしょう。
SIGMA fpにも装着。
S9とはまた違ったクラシカルな外観になりました。
ただし、シューの位置が中心からずれるため正面からライトを当てられなくなります。
ディフューザーを作るなどして拡散できるとよいかもしれません。
機能
電源ボタンを押すことで、色温度を3段階で変えることができます。
食べ物の撮影をする際は暖色寄りにするなど、シーンに合わせて選択できるのが便利です。
(カメラのホワイトバランスをオートに設定していて「あれ?」となったのは内緒…)
撮影した写真
真っ暗な部屋でライトを使用して撮影した写真を以下に示します。
最後の1枚を除き、S 26mm F8とLUMIX S9で撮影しました。すべて手持ちです。
コールドシューにマウントして、正面からライトを当てると写ルンですのようになります。
レンズの26mm F8というスペックも、それを感じさせます。
マウントから外し、側面から光を当てて撮影。
光源の位置に囚われずに自由な発想で撮影できます。
上部から光を当てると、いっそうディテールを感じます。
こちらも上部から光を当てて撮影。ライトがあるだけで美術館にあるかのような気がしてきます。
今回、照明のない部屋でライトだけを使用して撮影しましたが、しっかりと被写体を照らすことができました。
また、ライトというひと手間を加えるだけでちょっとだけ見栄えが良くなりそうです。
おわりに
本記事では、TTArtisan SUPER MINI LED ライトについて、その機能に触れつつ、外観やライトを使用して撮影した写真を紹介しました。
その特徴は何と言っても35mmフィルムを模した外観でしょう。「フィルムが光る」というのはなんともウィットに富んでいます。
しかしそれだけではなく、高い機能性を有しながら1個1,400円程度とコストパフォーマンスにも優れています。
物撮りに使用するには少々心許ないですが、複数あれば影も消せてよいかもしれません。
一方、ポートレートなどでのアイキャッチ用としては十分でしょう。先述の通り、食事の撮影にも有用。
そしてコンパクトです。持っておくと何かと便利なライトだと感じました。
(おしまい)
ちなみに、3個購入すると1個あたりの価格が120円安くなります。(2024年8月27日時点)。
わたしは、ひとつは自分で使い、あとはカメラ好きの友人たちにプレゼントしようと思っています。喜んでくれるとよいのですが。