気にしないようにと意識している時点で気にしてしまっている

気にしないようにしよう。
そう思っている時点で、既に気にしてしまっているし、意識してしまっている。
本当に気にならない時には、その事柄がただ自分の中を通り過ぎていくだけだ。

気にしないようにと意識してしまう事を止めたい。
本当に気にせずに、囚われることなく、意識しないくらいになりたい。

小さな事を敏感に受け止めて、傷付いて、そんな事位で何故傷付くの？と自問自答し、必死に気にしないようにしている。

意識すればする程、その事柄に囚われてしまう気がするから、意識に浮かべたくもないと思うのに、自然に浮かび上がって来てしまうのは何故なんだろう？

気にせずに生きたいと強く望めば望むほど、深みに嵌っているような気がする。

悪循環。

意識しないようにする事も、感情を感じないようにする事も難しく、儘ならない。

感情に蓋をし過ぎて、自分自身を上手く感じ取れずに我慢を強いて、結局我慢しきれずに感情が爆発してしまう事を繰り返してきて。それでは上手くいかないから、なるべく自分を殺して周囲に合わせすぎるのは止めようと努めてきたけど、自分の感情に蓋をしてした方がある意味楽なんだ。

長い間そうしてきたから、慣れている事をした方が楽で。
それでは根本的解決はしない事を分かっているのに、習慣化されたものに戻ろうとするのは、人間の性なんだろうか？

そんな事を考えながら、囚われている思考を別の思考へ転換しようと試みている。

こういう時にはきっと思考するのではなくて、何か体を動かしたり、行動した方がいいんだろうな。

思考の海に溺れてしまう前に、本でも読んで本の世界観に没頭してしまおう。

地震が多いですが、皆様が心穏やかに過ごせますように。

おやすみなさい。

またいつか。