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金木犀の花はあっという間に茶色になっていました。一番好きな季節は遅くにやってきて早々に去…
海が発光していた。 真っ直ぐ伸びるその道を、 目に焼きつくその線上を、 踵を鳴らして歩きた…
水面に顔を出し息を吸う 吸って吸って 息を呑み込む 吐くのを忘れた 不気味な音が喉から鳴った…
反芻が襲い掛かる 消えたい日を見送る 自ら首を絞め息苦しさに喘いでいる 立ち上がれず地面を…
短い夢もみれず目が覚める。 上手く息が吸えず空気ばかりを飲み込む。 瞳が乾く、暑くないのに…
僕を形作るのは他者だ 貼り付けられ続けた印象で僕は出来上がって 僕は埋もれてしまった 他者…
詩のような何か 何か自信がもてる事があれば良かったのに 得意だと言える事があれば良かったのに 誰にも必要とされない 欲しくて欲しくてしょうがない 何も与えられない僕にそれを与えてくれる女神様なんていない 何もない 必要ない 信用ない 仕方ない? 僕の周りは酸素が薄い 心臓も必死になるわけだ 指先まで広がる鼓動が煩わしい どうか僕に?を下さい 分からないんだ 知り得ない?を受け取れないよ それを知らない僕は渡せないよ 僕にとっては架空の存在 受け取れない僕の宛先は存在しない