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詩のようなもの

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記事一覧

ずっと秋がいい。

金木犀の花はあっという間に茶色になっていました。一番好きな季節は遅くにやってきて早々に去…

あだち
11日前
5

鉛の海

海が発光していた。 真っ直ぐ伸びるその道を、 目に焼きつくその線上を、 踵を鳴らして歩きた…

あだち
1か月前
4

息継ぎ

水面に顔を出し息を吸う 吸って吸って 息を呑み込む 吐くのを忘れた 不気味な音が喉から鳴った…

あだち
4か月前
4

回想

反芻が襲い掛かる 消えたい日を見送る 自ら首を絞め息苦しさに喘いでいる 立ち上がれず地面を…

あだち
10か月前
4

そんな夜と朝を繰り返している

短い夢もみれず目が覚める。 上手く息が吸えず空気ばかりを飲み込む。 瞳が乾く、暑くないのに…

あだち
1年前
5

いたくない

僕を形作るのは他者だ 貼り付けられ続けた印象で僕は出来上がって 僕は埋もれてしまった 他者…

あだち
1年前
3

ない

詩のような何か 何か自信がもてる事があれば良かったのに 得意だと言える事があれば良かったのに 誰にも必要とされない 欲しくて欲しくてしょうがない 何も与えられない僕にそれを与えてくれる女神様なんていない 何もない 必要ない 信用ない 仕方ない? 僕の周りは酸素が薄い 心臓も必死になるわけだ 指先まで広がる鼓動が煩わしい どうか僕に?を下さい 分からないんだ 知り得ない?を受け取れないよ それを知らない僕は渡せないよ 僕にとっては架空の存在 受け取れない僕の宛先は存在しない