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「不登校でも学べる」 おおたとしまさ著

「学校だけが全てではない」と思っていながらも、ほんとにそうかな?

不登校の発信をはじめると、当事者の保護者さんからよく聞く言葉「学校に行かずにどうやって大人になるの!?」

1冊の本を読み始めました。もう「学校」だけに「学び」を頼らない、という趣旨の2022年に出版された本。 おおたとしまささんの著書。日本の育児・教育・中学受験ジャーナリスト。海外で翻訳されている著書も多い。

登校を取り巻くリアルな体験談、現状や、データ、グラフ。学校以外の学び方を網羅してまとめた一冊。子どもたちが最適な学び場を選ぶ際の指針となるよう書かれています。



帯には先日紹介した、哲学対話の著者「苫野 一徳」さんの推薦
「はじめに」より
学校なんて一つの選択肢でしかない。




最近では、教育現場でも無理やり登校させる指導は減りつつありますが、一方で、不登校の子どもたちの学び場は整備の途上です。地域になかったり、情報が届かなかったり。当事者がそこにたどり着くには時間がかかる。

だからnoteをはじめたんだけど・・・。

とあるギフテッドの子どもと親の話

発達の特徴によっては学校が苦しい子もいます。それはダメな子なのではなく、たまたま公教育との相性が悪いだけのことも。

とあるギフテッドの子どもと親の話。本人の親も学校の先生も、必死に頑張って「学校で学ぼう」として努力し続けた結果、疲れ果てて最後に訪れた親子の会話。

母:「もうやめよっか、学校」

そのとき、息子からこぼれた一言が忘れられない。

息子:「はあ、息ができる」

親子の気持ちが固まった。

もう、学校には行かない。

不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき (集英社新書)

プログラミングが大人顔負けとか、不登校から一流大学に行ったとか、留学したとか。

元不登校児の大成功をPRするロールモデルに惑わされないこと。

「その子が、自分らしく普通に、安定して暮らせるようになりました。」で十分でしょう。


あくまでも不登校はネガティブなことではなく、「環境調整ニーズ」の表れであると。

そして、不登校児の「自立」とは・・・?

こちらの本に、妙に納得のことが書いてありました。

気になった方は、ぜひご一読を!

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