100年以上の歴史ある「伊集院まんじゅう」の挑戦
●伊集院まんじゅうの誕生
「伊集院まんじゅう」の歴史は古く、今から109年前の大正2年(1913年)、鹿児島本線(旧国鉄 鹿児島~東市来間)の開通を記念して「徳重まんじゅう」として売り出されました。
「妙円寺詣り」のお土産として人気を博し、戦後、「御菓子司すずき」の2代目鈴木静夫さんが、町外から来た人にわかりやすい呼称「伊集院まんじゅう」と命名し現在に至っています。
●鹿児島の銘菓
鹿児島の代表的なお菓子と言えば、「かるかん」がありますが、それに劣らず歴史あるお菓子です。
炒ったもち米粉と砂糖蜜を溶いて練った軟らかい皮(鹿児島の郷土菓子「いこ餅」を皮状にしたもの)で、白あんを包み、丸に十の字を刻んであります。一口サイズで手ごろなお値段であり、鹿児島三大行事の一つである「妙円寺詣り」のお土産として今も多くの参拝客に人気です。
●伊集院まんじゅうの販売先
かつては、十数件のお店があ理ましたが、現在は5事業者のみが製造しています。(うち店舗で販売を行っているのは3事業者、2事業者は卸販売)
その中のひとつ「山口菓子舗」さんは、大正12年の創業というから100年近い歴史をもつ人気のお店です。
三代目の山口秀幸さんは、
●「伊集院まんじゅう」の挑戦
伊集院町でしか作っていない、「伊集院まんじゅう」は、伝統の技と近代化をうまく取り入れ、これからも伊集院町(日置市)の銘菓として愛されていきます。
伝統的な白餡に加えて、梅飴、チョコ、いちご、等、各店舗それぞれ特色ある伊集院饅頭を製造しています。時代にあった銘菓を目指し、味だけではなく消費者の皆さんの満足する笑顔を思い出しながら日々、作り手さんの挑戦は続きます。
●伊集院まんじゅうの買えるお店
※「山口菓子舗」「菓子工房タニヤマ」「御菓子司すずき」は各店舗で、「丸十製菓」と「比良商店」の商品は日置市観光案内所他にて販売しております。