"丸投げ星人"は二度死ぬ
「十分な説明もなく、仕事を他人に丸投げする人」はどこにでもいます。
企業にとって重要なマーケティングツールの制作や、Webでのキャンペーンを依頼する際にも、彼らは外部に仕事を丸投げしてしまいます。そして、そのダメージはその人自身に跳ね返ってくるのです。
伝えるべきことが「分からない」から丸投げしちゃう
例えば、企業の顔となるWebサイトを全面的に作り変える、という時。
広告代理店や制作会社に、既存のサイトを見せながら「予算」や「サイトのおおまかなボリューム」「スケジュール」などを伝えれば、営業は納得して動き出します。
でも、肝心要のクリエイターは動けません。
クリエイターには、「何が(貴社の)強みなのか」「どこに自信を持っているのか」「どんな顧客に、何を伝えたいのか」ということをしっかりと伝えてあげないと、素晴らしいコンテンツが作れません。
もちろん、そんな状態でも「ありきたりなコンテンツ」を作ることは可能です。
でも、そんなコンテンツを作っても、誰も喜ばない……と思いきや、丸投げ星人さんは、意外と喜んでくれたりします。
……ただし、ここで喜んでくれる丸投げさんは、まだいい方です。
「これはイマイチなんじゃないですか」「なーんか違うんだよね」などと、何の足しにもならない、中身のない、上から目線のフィードバックばかりくれる丸投げ星人には殺意を覚えることさえありました(若い頃の話です)。
なぜか上司のレビューが通らないw
何のかんのとやり取りをして、ようやく完成が近づいてきたかな……というタイミングで「上への確認」が入る、と言い出すことがあります。
遅いよ!、っていう話。
そして、上司へのレビューで差し戻されると、厳しい顔をして戻ってきます。まるで自分は最初から、「こんなものじゃダメだ」と分かっていたかのような勢いで怒ったりします。
そんな人は最悪です。
そしてまた、曖昧で中身のない上から目線のフィードバックをくれます。
困ったものです。
当然、クリエイターからは嫌われる可能性が高くなります。
上司に怒られ、取引先に煙たがられてしまうのは、結構なダメージです。もっとも、外注先のクリエイターたちに嫌われても、ダメージは感じていないんでしょうけれど……。
でもね。もっと損することもありますよ。
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今まで書く機会がなかった、いい話、すごい話、ダメな話から、仕事のアレコレを書かせていただきます。
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