アマン創業者エイドリアン・ゼッカ氏が手掛ける、極上のアイランドリゾートホテル Azerai Can Tho
ベトナム南西部、メコンデルタ地域の最大の都市カントーは、経済の中心地でもあり、また街の中心を少し離れただけで亜熱帯のジャングルや田園風景が広がる自然豊かな場所。
食文化の豊かさと亜熱帯の躍動感があるこの地の、メコンの支流ハウ川に浮かぶ小島Au Isla。この島まるごとをアイランド・リゾートホテルとし2018年6月にグランドオープンしたAzerai Can Tho。
最高級ラグジュアリーリゾートホテル、アマンリゾーツ創業者のエイドリアン・ゼッカ氏。氏は1988年に最初のリゾートAmanpuriをタイのプーケットにオープン。そのゼッカ氏が次のブランドとして「アゼライ」を最初にオープンしたのは2017年、ラオスのルアンパバーンだった。
このラオスのホテルは現在、Avani + ブランドとして運営されている。(ルアンパバーンを訪れた際、この近くのJoma Bakery Cafeに訪れていたが、Avani + Luang Prabang の存在を知らず・・・)
そして、Azerai Can Tho はベトナム初のAzeraiブランドとしてオープン。
その土地に根付く文化や伝統、自然との調和に常に向き合うゼッカ氏は「手の届く贅沢(Affordable Luxury)」を掲げる。ベトナム初出店の場所を検討する際、もともとはベトナム中部のリゾートを中心に視察に訪れていたそうだが、この時の建設パートナーであったベトナム人の故郷、カントーに訪れた際、この地の緑豊かな南国の風景に魅了され、ここに建てることを決めたという逸話がある。
さて、Azerai Can Tho へは Arrival Pavilion という船乗場から、専用のボートに乗って向かう。所要時間は約8分。
@Arrival Pavilion
The Reception Lounge に到着。どこを見渡しても、コロニアル風情薫る瀟洒な建築とデザイン。ゼッカ氏の美学と哲学に彩られた、洗練された美しさとベトナム伝統様式、自然が融合したアイランドリゾート。
カントー市内の喧噪が嘘みたいに、一気に静けさが。虫や鳥の鳴き声が、遠くから聞こえる。ここでウェルカムドリンクを頂き、チェックイン。
島に群生する樹齢100年を超えるバンヤンツリーをそのまま残す。
@Swimming Pool
地元カントーのベトナム人カップルなどには、フォトウェディングの撮影場所としても人気なのだそう。
@The Café
朝食は Vietnamese とコンチネンタルブレックファーストのビュッフェ。ランチはVietnameseとサラダ、デザート等のアラカルト。ディナーはカジュアルスタイルのタパスを。シントー(スムージー)1杯、コーヒー1杯だけでも気軽に利用できる空間。テラス席やプールと繋がっていて、外との境界が無く解放感がある。
@The Grill
ディナータイムのみのオープン。メインのグリル料理は肉、魚など。季節のサラダやオーガニック野菜、ビストロ料理も。こちらのダイニングルームでは60〜80名程のウェディングパーティなども開催可能。
@The Bar Lounge
@Villas
客室は優雅でプライベートな空間。伝統とモダンの融合、自然との調和。乾季のメコンデルタは快晴が続くので、写真のような夕焼けが見えることも多い。ハウ川と庭の美しい眺望。
@Kids Space
@Kids Swimming Pool
@The Spa
@The Yoga Pavilion
Azerai Can Tho は、米ニューヨーク・タイムズ紙(The New York Times)によって「2018年世界のおすすめリゾート」にも選定された。気取らない居心地の良い空間は、自然と調和したアゼライの美学により創造されていた。
Azerai Can Tho では、国家無形文化遺産に登録されたカイラン水上マーケットやサイクリングツアーなどメコンデルタツアーの手配も行っている。
AZERAI CAN THO(アゼライ カントー)
Land Parcel No. 4, Map No. 44
Hung Phu Ward, Cai Rang District, Can Tho, Vietnam
Tel : +84 292 3627888
Fax : +84 292 3668282
客室数:2軒続きのヴィラタイプ 30棟(60部屋)
料金:US$350
広さ:9ヘクタール(9万㎡/27,000坪)
設備:レストラン2か所(The Grill, The Café)、バー、スパ、会議室、ジム、プール、テニスコート、メディテーションルーム、美容室、キッズエリア、ヨガエリアなど
2021年春、ゼッカ氏は旅館で日本市場に参入。「旅館の再定義」に挑む。
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