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偏愛アップデートアイテム3種類 2020ver

かなしいことがあってもそれなりに気持ちを切り替えられるようになったのは、強さだ。時には切り替えられずふとんにくるまり時が経つのを待つときもあるけれど、それでも、一年前よりも多くの手段を持てるようになったと思う。

これをわたしは変化でも成長でもなく「アップデート」と呼んでいる。友人がよく使っている言葉だ。これまでのものを全部とっかえるのではなく、元あったものを少しチェンジしたりプラスする。それによってバグが起これば修正する。アップデートは自分の意思で出来るから好きだ。

さて、昨年わたしはアップデートアイテムをたくさん手に入れた。わたしを支えてくれたものたち。好きになったものがめちゃめちゃめちゃ増えた。今から3つのアイテムたちを語ります。

①コーヒーを淹れるようになった
コーヒーを豆から挽いて淹れるようになった。これは2月頃に懇意にさせてもらったひとのおかげ。もともとコーヒー豆を挽く器具は持っていたけど、全然味もなにもわからなかった。そのひとが淹れてくれた珈琲は甘く、同じ豆と同じ器具を使っているのに同じ飲み物でなかった。

おすすめを教えてくれるコーヒー豆のサブスク(https://www.cottea.jp/)を使って15種類ほどの豆を試した。知識を得て比較することで、「なんとなく違う」が「酸味が好みじゃない」「舌触りはこちらのほうが好き」と言語化できるようになったからすごい。まだまだ分からないことも多いけど、なにより手で挽き、淹れる時間が好きで、これからも続けていくと思う。

それから、長年使っていたニトリのケトルではお湯を注ぐのが上手にできなくて、新しいケトルにした。バルミューダのケトルはいつ見ても最高に美しい。バルミューダちゃん!とかわいがっている。一人暮らしの狭い雑然とした棚に置いていて申し訳ないれど、引越ししてもこれからも一緒に生きていきたい家電。

②コスメが好き!と言えるようになった
これまでお化粧品、特にスキンケアとベースメイクなんかは、大学時代からずっと同じものを使っていた。お化粧品は数が多すぎるしデパコスは高くて終わりがない。自分にお金を掛けるのは勿体ないと思っていた。デパコスで持っていたのは数本のリップくらい。

クリニークのカウンターに行き自分の肌を相談しスキンケアアイテムを揃えさせてもらったことをきっかけに、スキンケアでこんなにテンションが上がるんだと知った。良いと思うものを使う時間は、自分を大切にする行為だ。
10月頃に使いだしたオルビスの化粧水も肌が吸い付いて好きだったし、12月から使いだしたキールズのクリームももちもちで気持ちいい。お値段との兼ね合いで次はまた極潤に戻ってみる予定なんだけど、いろんなものを試しながら、好きなスキンケアを見つけていきたい。コスメデコルテのマスク一枚貰ったんだけどぷるんぷるんじゃんね....

クリニークの柄の部分が透明なブラシが美しくて、ファンデーションとチークブラシを初めて使うようになった。これも革命だった。お化粧をはじめて8年目くらい、やっとブラシを揃えるようになった。ブラシがあればチークはふわっとつくし、眉がぐっと変わるし、アイシャドウは塗りやすいし、ブラシ、すごい、ブラシ。

河北メイクの影響でファンデーションを塗らないことも試した。軽さに驚き、半年以上エトヴォスの下地だけで過ごした。ベースメイクを数年変えたことがなかったので、ベースメイクでつやんつやんのお肌になるのに感動した。

高いのもあってなかなか手を出せずにいるんだけど、RMKのクリスマスコフレのベースメイクキットを手に入れられて(付属のポーチは女の子が着てる下着がレース生地になってるのがツボすぎる)、中でも緑のコントロールカラーで透明感が出るのがうれしい。コロナが流行る前、RMKのカウンターでフルメイクをしてもらって、肌の赤みを消すために緑の下地を塗ってもらってからずっといいなあと思っていた。

お仕事の日はマスク必須だし軽めの石鹸落ち下地で十分だけど、プライベートで人と会う日はお肌をきちんと整えられると、わたしかわいい!と自信が持てる。ずっとPOLAのぐるぐるファンデとコンシーラーが欲しい(一回タッチアップしてもらった)から今年こそは手に入れちゃう。手に入れちゃうぞ!え、今すぐ買っていい?日割りしたら早めに買ったほうがいい...よね?


③香水デビューした
昨年は初対面の人とでお会いする機会をたくさん持って、匂いはそのひとを象徴するなと思った。わたしもいい匂いする女の子になりたいと運命の香水をさがす旅中にいる。

香水をつけたことがなかったので、自分がどんな香りが好きなのかもわからず、始めてみたのが、香水の定期便COLORIA(https://coloria.jp/)。

7月1日、はじめて注文したのは、シャネルのチャンス オー タンドゥルと、エルメスの屋根の上の庭。シャネルのチャンスは適度にあまく、最初つけた瞬間から、好きかも、と思った。エルメスの屋根の上の庭は、名前が好きで買ってみた。爽やかで、暑苦しさを吹き飛ばしてくれるような、夏にはぴったりの香水だった。

8本程試して、重すぎる香りより少し軽めの香水が好みだと知った。時間が経って身体になじむものもあるけど、つけた瞬間も癒されるのがわたしにとって大事。

女性の周期や体調によって匂いがきつく感じる日があるんだけど、どんな時も使えるのがSHIROのホワイトティー。これはボトルでプレゼントでいただいた。はじめてのボトル香水。SHIROのシャボンはわたしには少し甘くて、ホワイトティーの紅茶と柑橘の香りが丁度良かった。軽い香りで、日常に違和感なく馴染んでくれる。出かけるときはもちろん、自宅でリラックスしたい時や気分を変えたい時にも、シュッとひとふきしている。

SHIROは日常にいてくれるので、背筋を伸ばしたい日用の香水が、一本欲しいなと思っている。最初に買ったシャネルのチャンスは他の香りを試してみてもやっぱり好きで、ボトルを買っちゃうか、他のチャンスを試してからのほうがいいかと迷っている。がんばるぞ、という日にひと吹きしたくなるし、自分が動いて香りをほのかに感じたとき、自信になる香水。


語るとわくわくしていくものはまだまだたくさんあるんだけど、新入りのテンションをあげてくれるアップデートアイテムたちはこのみっつ。まだまだバージョンアップしていきそう。
今日も、気持ちを切り替えるためにコーヒーを淹れたしSHIROをひと吹きしてパソコンに向かった。
楽しさを具現化して表現すること、とても楽しい、偏愛アップデートアイテム、たくさん増やしてたくさん書いていきたいな。


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