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ストレスって必要だなーって思った話。

ストレスとか不満って創作意欲に繋がると思う。

小学4年生の頃、

今すぐイギリスに留学した過ぎて、

だけどそれができなくて、

自分がイギリスに留学したストーリーで

小説を書いてた。(しかも長編)

だいぶ可哀想で痛いけど、ホントにやってた。

続きはどうしようかなーと授業中にぼんやり考えては

好き勝手にストーリーを展開して

夜な夜な書き進めていました。

そもそも何で留学したかったのかって、

物心ついた時から映画が大好きで、

ロビンウィリアムズ主演の『ジャック』という映画と、

『マイティダック』というアイスホッケーの映画が好き過ぎて好き過ぎて、

映画に登場する少年少女のように

カッコよくて笑えて泣ける経験がしたかったのです。

外国に行ったら同じような経験ができると安易に考えた

幸せな少女時代でした。

当初、親にアメリカ留学を申し出たところ、

治安がいいからとイギリスを勧められました。

西洋人がいて英語で会話するところならどこでも良かったので

じゃ、イギリスで。

とイギリス留学を夢見るようになりました。

私としては今すぐにでも行きたかったのだけど、

おそらく動機が不純だからか、

親も私も具体的な行動に出ることもなく、

イギリス留学は夢のまま終わりました。

留学したいなら英語を勉強しなさい。

とか

子どもキャンプに参加しなさい。

(↑こういうの絶対イヤがる子どもだった。)

とか、

親から出される課題を素直にクリアしていったものの、

中学に上がる頃にはすっかりイギリス留学なんてどうでもよくなり、

お弁当持参で友人の家に入り浸ってはゲームをする毎日でした。

幼い自分が書いてた謎のイギリス留学物語(仮)は、

痛々しく思い破り捨てました。

今手元にあればかなり面白かったのに。

惜しいことをしたなーと思います。

話を戻しますと、

不満やストレスがあった方が欲求が明確になり、

その欲求がストレートに叶えられない場合に、

その欲を昇華しようと創作活動をするのだと思います。

学校が死ぬほど嫌いで、

体温計を朝食で温めて体温を偽造し

定期的にずる休みしていた私は

映画の中で繰り広げられる

汗と涙のいかした生活が、喉から手が出るほど欲しかったのです。

対して今の私の現状は、

不満が無いのです。

だって無職だから。

ノンストレス。

私の行動を阻むものなど何もないから、

苦手な人も苦手なこともなく、

同時に欲求もなくてとても困ってます。

だって書きたいことが何にも思い浮かばない。

イギリス留学物語(仮)を日々書いていたあの頃の自分すごーって思う。

不満の最中にいる時に抱く夢が

単に「ここではないどこかへ」という逃避であっても、

そこから産まれた何かがあれば

面白いからいいじゃんって思う。

ちなみに、

過去の強烈な留学への憧れを消化すべく、

27歳の無職の時に1ヶ月海外でホームステイして暮らしてみたので、

海外に住めば映画の中のような

ドラマチックでキラキラした経験ができるという夢は

ちゃんとぶっ潰して来ました。

幻のイギリス留学物語(仮)となりました。

それではね。

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