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大倉喜八郎コレクション1・仏教美術ってムズカシイ?(大倉集古館・2004年7月)

※過去の展覧会のレビューです

2004.7.28 Wednesday
この日が会期最終日の大倉集古館『仏教美術ってムズカシイ?』を見てきました。

大倉集古館は、大倉グループの創始者・大倉喜八郎氏のコレクションを公開する美術館。虎の門のホテルオークラの一角にあり、素晴らしい中国風の建物です。

横浜の三渓園に行ったときにも、原三渓氏の日本の美術界への貢献・美術品の擁護・横浜復興への尽力に大変感銘を受けましたが、ここ大倉集古館でも感動。特に大倉喜八郎氏の日本美術(特に仏教美術)の海外への流出を懸命に防いだ功績は、本当に素晴らしいものだと思います。

常設展示として、中国で発見された世界最古の大きな大きな仏像も見られます。

この展覧会の見所は以下の2点。

・仏像にまつわる意味をわかりやすく解説
・仏教美術の修復について実に丁寧に説明・展示

何しろ、千年もの昔のものも多いのです。痛みの激しい美術品の修復が、並々ならぬ苦心と努力の元に行われていることがよくわかります。

大倉集古館は展示内容もさることながら、建物を見て雰囲気を味わうだけでもなかなか楽しめる美術館でした。ホテルオークラはホテル内にも美術館があり、素晴らしい美術品を見ることができます。

オリエンタルな雰囲気の建物と大倉喜八郎氏の銅像と、たなびく国旗と、ホテルオークラ本館。

開催期間 2004年6月2日(水)~7月28日(水)
開場時間 10:00~16:30
場所   大倉集古館 TEL:03-3583-0781
休館日 月曜日(休日の場合は開館)
入館料 大人 ¥800
大学生・高校生 /シニア(65歳以上) ¥500
小・中学生 無料







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