心休まる瞬間は“今”や無いっタイ?
私は父親が建設業のサラリーマンだったこともあって、子供の時は転校が多かったです。
幼稚園も2回、小学校も2回、中学校も2回、変わっています。
そのせいか、自己紹介が上手くなったり早くクラスメイトと仲良くなったりするスキルが身に着いたようにも思います。
反面、卒業式で泣いたことがありません。
全くもって一度も無いです。
その学校に対する思い入れが薄いためなのか、もともとの性格なのか。
“なんで卒業式でみんな泣くんだろう?これから新しいステージに向かうのに何をそんなに悲しむんだろう?(友達ともう会えなくなるワケでもあるまいし)”
泣いてる女子や男子を横目にそんなことを思っていました。
そして、もうひとつ。
よく漫画の設定でも出てくる【幼馴染】という存在がひとりもいませんでした。転校するたびに新しい環境で新しい友達ができるのと、いくら前の学校で仲が良かった友達でもだんだん疎遠になっていく為“子供のころから一緒に大きくなったような幼馴染”という存在とは無縁でした。
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先日、高校の時の同級生から珍しく連絡がありました。
“最近どげん?”
同級生らしい短い文章で実に男らしいメッセージでした。
“相変わらずいっぱい仕事しよるよ”
と返すと
“忙しかろうけど、久しぶりに飲まんや?”
とお誘いを受けたので、スケジュールを確認して福岡で飲む日をセッティングしました。
彼は高校1年の時の同級生で、そのまま大学(九州産業大学)も一緒でした。(彼は中退しましたが)
こちらの記事でも書きましたが、私の時代はまだヤンキー系の人間が多くて彼も割と仲良くしていたその仲間の内のひとりです。
名前を“三善さん”といいます。
同級生なのになぜかみんな彼のことを“ミヨっさん”と呼んでました。
たぶんこの時代独特の感性なのかもしれませんが、なぜか彼だけは同級生から“さん付け”で呼ばれていました。『ろくでなしBLUES』で前田太尊が周り(同級生や先輩)から“前田さん”と呼ばれていたことと通じる部分かもしれません。
ともあれ、先日そんなミヨっさんと二人で飲んだ時のエピソードです。
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