山口貴由のようにタフなセリフを吐きたい
“リア充というか恋人と温かい暮らしをしている人に俺の漫画は必要ない”
“『幸せ行き』の列車は見逃してきたし、持っていた切符も『無効』になってしまった。そんな最終列車が行ってしまったあとの場所にも結構人はいるし、そこに――俺もいる”
“夢は基本的に叶わないし、志は半ばで終わるもの、しかし終わったものを集めた残骸で俺は――『宝石』を作るんだ”
これらは全て漫画家・山口貴由先生の言葉です。
『覚悟のススメ』『悟空道』『蛮勇引力』『シグルイ』を描き、そして私自身が敬愛してやまないあの山口貴由先生の言葉です。
上の言葉は週刊少年チャンピオン50周年記念インタビューの時のものです。
漫画作品の中でも多くのメッセージを残してこられた方ですが、インタビューにおいてですら尚まだこんなセリフが口にできる方なのです。
山口貴由(先生)のようにタフなセリフを吐きたい。
常々私はそう思い願っていますが中々うまくはいきません。
結構普段から自分のスイッチを入れ続けた状態で、いついかなる時でも例え背後から棒で襲われてもヒラリと身をかわして、即座に反撃(迎撃)に出れる準備を整えているつもりでも、中々うまくいかない。
結局、咄嗟には“気の利いたこと”も“面白いこと”もパッとは出てこない。
“あー、うん、えっと、ね……”
と言葉が詰まってしまう。
そんな自身の日常と比較するとやはり山口貴由先生のセリフには格の違いを感じさせられる。
わかってる。
わかってはいるのです。
山口貴由先生ご自身が瞬間的にパッとそんな言葉を次々と生み出せるのか、というと、きっとそうじゃあない。
普段からきっと考えている。
黙してずっと溜めるように考えている。
たくさん考えて想定して深く深く掘り下げて常に備えていてのイザなんだってこと、きっとそうだってわかっている。
だから、いつも自分に足りないのは鍛錬・努力・精進・忍耐そして必勝の精神なんだってことに気づかされる。
もっと深く深くそして徹底的にたたみかける様に吐き出すイメージを重ねることが全然足りていない。
欲しがり方が足りない。
渇望が足りない。
絶望と悔しいと惨めが足りない。
だから望まない。
だから欲しがっていない。
そうして必然の負けを呼ぶ。
油断するな。
“いつも常にビクビクしていることが大切だ!誰かが君を狙っている…!”
これも山口貴由先生の言葉だ。
再び心に刻もう。
よし。
覚悟完了だ。
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さて、自分より年上の敬愛する先人がいまだ尚強く強く拳を握りしめて生きていることが確認できただけで勇気が湧いてくるもんです。
インタビューを読み直して力を貰ったところで気を取り直して後半戦に行きたいと思います。
後半部分は【普段やらないことシリーズ】でこの1週間くらいの毎日の出来事をピックアップ形式で赤裸々な日記にしてみました。
普段SNSなんかでは絶対に言わないような内容も含まれていますのでご注意ください。
山口貴由のようにタフなセリフを吐きたい
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