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漫画には戻れず文芸に走った老人たちへ

たぶん今回の記事はそれなりに物議を呼ぶ話題になりそうだってことを先に宣言しておきますね。

また同時にこれも私が個人的に感じていることであり文字通りに個人的意見ということであることも出来ればわかっていただけると助かります。

特に『スタジオジブリ作品だったらなんでもこよなく愛しているようなタイプの方』はきっと気分が悪くなって喧嘩腰になりかねないのでこれ以上は読まないでくださいね。

警告はしましたよ。

それではいきましょう。

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漫画には戻れず文芸に走った老人たちへ・序

平たく言うとスタジオジブリ作品に対しての私自身の意見というか、ずっと思っていたことを告白しようと考えました。

ここで言う漫画とは『漫画映画』のことを挿しています。

スタジオジブリ作品で言うと

『風の谷のナウシカ』
『天空の城ラピュタ』
『となりのトトロ』
『魔女の宅急便』
『紅の豚』

ここまでです。

これらの作品は昔の言い方で呼ぶと『テレビマンガ』と言えると思います。

だから『漫画映画』なのです。

基本的に一話完結で全ての登場人物の物語が1作品の中でしっかりと決着していて、それら全ての中に少年少女たちの冒険ロマンがある。

私自身もこれまでに何度も何度も繰り返し観てきましたし今だって全てが大好きな作品ばかりです。

けどね。(ここからが本題となるワケですが)

どうして実績を積み重ねて一定以上の評価を受けてしまうとみんな『漫画映画』をやめて『文芸』に走ってしまうのでしょうか。

そのままスタジオジブリ作品で例えると

『千と千尋の神隠し』も『ハウルの動く城』も『借りぐらしのアリエッティ』も『風立ちぬ』も全部が私にとっては文芸にしか見えません。

『もののけ姫』や『崖の上のポニョ』だって初期5作品と比べてしまうと漫画映画とは到底言えません。(『ポニョ』がギリですがそれでもやっぱり観た子どもたちが物語を理解できるとは到底思えません、頭に残ってるのはきっと歌だけですよ)

なんで老人になると漫画=エンタメとならずにより高尚なテーマ性を持って作品を作っていかなきゃいけないと思い込むのでしょうね。

ハッキリ言って気に入らないです。

面白くありません。

もともとそうしたエンタメ=多くの方々に幅広く楽しんでいただける作品を生み出し続けていたはずなのに。

「もう作れなくなった?」

そうは思いません。

「違うことがやりたくなった」という感覚が近いのかもしれません。

それが私は気に入らなくて仕方がないのです。

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ここからは更に具体的に表現がもっとストレートで過激になってしまうと思われますので早めに後半部分に突入することをご容赦ください。

漫画には戻れず文芸に走った老人たちへ・破

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