週刊少年松山洋_タイトル_修正

エンターテインメント業界の夢のある話

“今の若者がエンターテインメント業界を真っ直ぐに目指してくれないのは何故か?”と問われれば“大人が夢を見せていないから”だと言われます。

さて。

“夢”とは何でしょう?

“○○になりたい!”→“頑張る”→“なれたー!”

以前はこういったものを夢と呼んでいたような気もします。

しかし、現在は

“パッと描いたものがコンテストで優勝して認められて一躍有名になってプロのイラストレーターになってバンバンお金が入ってくるようになった!”

というものが“夢”と呼ばれるようになってきた気すらします。

そう、まるで宝くじに当たる感覚というか、幸運=ラッキー=恵まれている=羨ましい=夢、という感覚。

断言しますが、これらは“夢”ではありません。

幻想でありただの妄想です。

願望です。

無いものねだりです。

れっきとした“たわごと”です。

だが、しかし。

ただ一方でエンターテインメントの世界にはまるで“宝くじに当たるかのような感覚”という要素が存在することも事実ではあるのです。

いくら努力をしても願望しても良い作品が作れたとしても大ヒットするとは限りません。

勝算を持った作品が完成したとしても、プロモーションの打ち出し方ひとつで全く響かず結局ヒットすることもなく、誰にも認識されないままに埋もれていく作品だってあります。

なんなら、そういった作品の方が多いです。

そうしたことからも、エンターテインメントの世界にはある意味“運の要素”があることは決して否定できません。

ただ、それは決して幸運やラッキーといった類のモノとは断じて違います。

ひたすらにそれを願い努力して研鑽し続けて観察して分析して丁寧に考えてひとつひとつを戦略的に挑戦し続けた先に、ほんのちょっぴりだけ“運の要素”が作用するといった感覚です。

(あえて『はじめの一歩』から引用させていただきますが)

“努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!!”

結局はこれに尽きます。

努力し続けるしかないのです。

ただし。

“ただ努力”では駄目なのです。

“ただひたすらに努力”では無効なのです。

“猪突猛進的な努力”では不十分なのです。

そこには(まるでゲームのように)“攻略”が必要なのです。

ただ努力するのではなく、より効果的に戦果をあげるために分析と研究そして傾向と対策を練る必要があるのです。

人生とは研鑽と攻略の連続(繰り返し)です。

なんとなく生きているような馬鹿は一生“負け組”です。

“どうすればそこにたどりつけるか?”

それをひたすらに願い分析して作戦を立てて実行して失敗しても即座に軌道修正してまた備えて前に進みそれで失敗してもまた立ち上がる力、それを私は“夢”と呼ぶのだと思います。

もう一度考えてみましょう。

あなたの“夢”はなんですか?

*****

さて後半部分は私が出会ったエンターテインメント業界の人々の成功者の『夢のある話』をお届けします。(全部事実です)

【エンタメ業界の夢のある話】

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