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自由の意味をはき違えない
朝から早起きして少年ジャンプ読んで(流通の都合だと思うけど紙の本が売ってなかったので電子で)、東京スタジオで仕事中。
— 松山洋@サイバーコネクトツー (@PIROSHI_CC2) September 23, 2024
朝から外部メール返して、映像2本分のチェックバックを行いました。
午後からは執筆作業。
やるぜ。
明日は朝から健康診断なので今夜は酒も飲めないからね。 pic.twitter.com/9dA3zXyiee
休みの日も働ける自由
サイバーコネクトツーはゲーム会社ですので、土曜日や日曜日や祝日は当然ながらお休みです。
なのでスタッフは誰も会社にはいません。(今日もそうです、祝日なので)
しかし、私は従業員ではなく経営者であり代表なので、従業員のための就業規則には縛られることもありませんので、まぁ、ぶっちゃけた話、365日=年中無休で仕事をしています。
正直、楽しくて仕方がありません。
「この海で一番自由な奴が、海賊王だ!」
と言ったのは、モンキー・D・ルフィですが、本当に全部を自由にできる力なんてそうそうあるわけではないですよね。
会社を作って経営してルールを作って従業員にはそれを守らせつつも、自分だけは自由でいられるというのも、経営者であり代表である人間の特権のようなものですからね。
誰に縛られることも無く、曜日も祝日も、なんなら時間さえも関係なく私は仕事をすることが出来るのです。
と、いうのもですね、私はゲーム会社の代表をやっていて、もちろんゲームソフトを開発するお仕事をやっていますが、それだけではありません。
漫画を制作したり、ドラマを作ったり、映画を作ったり、アニメを作ったりもしています。
要するに仕事をする相手は、ゲーム業界の人間だけでは無いということです。
一応、言っておくと、ゲーム会社はだいたい同じで基本的にどこの会社も土曜日や日曜日(祝日含む)はお休みなので、メール一本飛んでくることはありませんし、弊社から送ることもありません。
が、逆に言うと、ゲーム業界以外の人々からは全然関係無く土曜日でも日曜日でも祝日でも昼も夜も関係無く連絡が飛んできます。
「土曜日に失礼します」みたいなことは書いてありますが、まぁ関係無いですね、要するに「失礼しますが、確認してもらっていいですか」ということですからね。
もちろん場合によっては「返信は週明けで結構です」なんてことも書いてありますが、基本的に私はどんなメールでもチェックバックでも(特に外部に関しては)秒でチェックをして返信を送るようにしています。
これは完全に私だけのルールなのでウチのスタッフにも外部のパートナー企業にも「同じことをしろ」と強要することはしません。
あくまで私だけのルールなんです。
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その名は変人速攻
例えばそれがプライベートであっても、たまにLINEなどのチャットツールの未読マークが大量に残っているタイプの人っていらっしゃるじゃないですか、私はあれが出来ないんです。
全てを既読にしないと気が済まないんです。
未読を溜めたままにしておくということが出来ないんです。
これは完全に性格的なものだと思いますが、「いま一秒で見れば終わることをなぜやらない?」と常々思っています。
返信するのだって「わかりました、了解です」と短く返すことぐらいは誰だって1秒で出来ることです。
だったら、やればいい。
先送りに出来ない性格なんですよね。
もちろん全てのメッセージに返信をするわけではありません。そういう場合は既読であることがメッセージのようなものだと考えています。
内容によっては返信が必要ないものもありますし、応える義務も価値も無い、というと語弊が生まれてしまうかもしれませんが、いわゆる「誰に対しても送っているような勧誘や告知の案内」みたいなものは目を通すだけで充分ですし、必要か不必要かは瞬間で判断できますからね。
とにかく私は一度届いたメッセージを溜めることはしませんし、確認したらその瞬間に秒で判断して返信をするようにしています。
それを私は『変人速攻』と名付けて、自分の性格的スキルとして使用し、ルールとして自身に義務付けています。
それは、土曜日でも日曜日でも祝日でも関係無く(私の中で)発動します。
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うるさいからほっといてくださいね
まぁここから先は完全に想像になってしまいますので、真偽のほどは定かではありませんが、外部の方も私のその性格をわかった上で期待して送ってきているのかもしれません。
過去にこんな話を周りにしたら、「オマエがそうやって土曜日も日曜日も返信するから相手もそれを利用して送ってくるんちゃうんか?やめた方がいいぞ?利用されてるだけやから」なんてことを言われましたが、まぁ、うるさいので黙っててください。
私が知る限り、ゲーム業界以外の多くの業界ではまだまだルールの外側で仕事をしていて土曜日も日曜日も昼も夜も関係無く仕事をしてらっしゃる人たちがたくさんいらっしゃいます。
で、その人たちが休みの日にメッセージを送ってくるのは「早く返事が欲しいから」なんです。
だから私はそれも瞬時に判断した上で返信をしています。
まぁこんな言い方をすると「これは緊急性は無いから来週でもいいか」と思って来週に回している案件があるように聞こえてしまうかもしれませんが、それすら無いですね。
「来週でいいものは、今やってもいい」という考えで、結局はいつもの通りの変人速攻を発動させて返信していますね。
(弊社内の部下に直接確認しないとわからないことは「週明けに確認してから改めて返信しますね」ということだけ伝えています、まぁそれすらも結局は返信しているので変人速攻の効果は発動中ということに変わりはありませんが)
で、こーゆーことを言うとだいたいまた周りから「ほかの業界が変わらないのはお前がそうやって甘やかすからやろ、そういう風にしてるのはお前なんちゃうんか?」みたいなことを言われてしまいますが、うるせえ、ほっとけ、相手が必要に迫られて送ってきてるんだから返すのは俺の判断でいいやろ、黙ってろよ、関係無いんだから。
割と普通にそう返していますね。周りの人間には。
いいんです、私は自由なんで。
「だから、お前もそーしろ」なんて一言も口にしてないんだから。
いつか法律で禁止されたらやめるよ、それまではほっといてくれよ。
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誰にもあげませんよ
こんな話をするとまた「そういうのを部下も見てるぞ?社長がそんなに働いていたら自分も結局同じことをしなきゃいけないんじゃないか?って思われるんじゃないか」ってことをすぐ心配する人が出てきてしまいます。
が、そんな心配もありませんよ。
普段から部下にも周りにも日常的に「俺の働き方が羨ましい?だったら辞めて独立すれば?あんまりオススメはしないけど、常人には無理だよ、俺を見ていてわかんない?異常やろ?これでもまだ足りないって思うくらいじゃないとこういう人間にはなれないと思うよ」って言い続けています。
私は自分が「普通じゃない」という自覚を誰よりも激しく自認しています。
「全部を自由に選べて好きなことだけをやって生きていくという人間が普通でいいはずが無いし、ましてや勝ちたいなんて思っている人間に一瞬たりとも心休まる瞬間があると思っているのか、ねーよ、そんなもん、とっくに捨てたろ、それは、欲しがんな、みっともない、生き方と勝ち方は決めたんだろう?そうだろ、ヒーロー?」
私の心の中のオールマイトが常にこう言って背中を押してくれるので、迷ったこともブレたことも無いですね。
望むのならば、全部を捧げる。
そういう風に教わりましたよ、私は。(オールマイトに)
なので真っすぐに前だけを見て迷うことなく生きていけます。
だからみんな真似しないでくださいね。
この生き方は私だけの特殊ですので。
誰にもあげませんよ。
(オールマイト、というよりは伏黒甚爾だった気がするけど、まぁいいか)
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みんなツールがバラバラなんですよ
一応、これも言っておくとですね、各業界で使用されているチャットツールはみんな不思議とバラバラなんですよね。
サイバーコネクトツーではマイクロソフトのTEAMSを全社的に使用していますが、他社ではそうでないことだってあります。(当然です)
チャットワークやSlackを使用している会社もありますし、プロジェクトによってはDiscordを使用しているケースだってあります。
これはそれぞれの業界、そして会社やスタジオや個人によって、本当に全然違ってくるんです。
だから私にはそれはもうあらゆるツールからメッセージが飛んでくるので、それらをバラバラにチェックする必要があるんですね。(それとは別にメールも飛んでくるし、FacebookやXやインスタなどからもDMが飛んでくるのでもうわちゃめちゃです)
で、ほとんどの人たちがメッセージを送った後にLINEで「メッセージ送ったので確認お願いします」という二重のメッセージまで飛んできたりします。
みんなLINEはやっているのでそこでプロジェクトごとにグループが作られていて、なぜか、わざわざそこで連絡を取り合ったりするんですよね。
ホントに一本に集約して欲しいと常々思っているのですが、どうやら各業界・各会社ごとにネットワークに対するセキュリティポリシーが異なるようなので「弊社ではそのツールは推奨されておりません」となって、結局はみんながそれぞれの連絡網を個人のアカウントを使ってLINEでやってる、というのが少し笑い話ですけどね。
まぁそれで取りこぼしなく仕事が出来るんならいいんですけどね。
どっかズレている気がしてならないですが。
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さて、ここからはまた少し違う話をしましょうか。(前段終了)
割と最近、ゲーム業界内で起きた出来事の話と言えばもうピンと来る人もいらっしゃるかもしれませんが、あまり表立ってこの話題を提供しても全然いいことが無さそうなので後半部分での話とさせてください。
それこそ、ゲーム業界内のLINEグループでも「とうとう出たか、ついに、というか思ったよりも時間がかかったな」という感想は飛び交っていましたが、その後にそれこそ表立っていろんな意見が飛び出していますので、少し私が思っていることを言葉にしておこうと思います。
もちろん日本と海外では反応が異なっているという点についても少し触れておこうと思います。
言ってしまうと、記事タイトルにもあるような『自由の意味をはき違えない』ことについてであり、自由と身勝手は違いますよ、ということです。
要するにここからが本題です。
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自由の意味をはき違えない
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