世界におけるゲーム業界就職事情
2019年から始めたサイバーコネクトツーの『世界人材補完計画』――要するに“世界中を回って(日本語が喋れなくてもいいから)日本で働きたいと思っている外国人を連れてこよう”という採用計画です。
詳しいことはコチラ↑の特設サイトに記載されていますのでご覧ください。
で、実際に初めてみてわかってきたこともいくつかあるのでご報告&解説をしたいと思います。
2019年の初頭から始めて今まで、韓国・台湾・モントリオール・アメリカ・フランスと回ってきました。(私と副社長の宮崎で手分けして回っています)
【わかってきたこと①海外の専門学校は5年制】
もちろん全ての学校が5年制というわけではありません。アジアの学校は比較的日本と同じで2年制や3年制が多いです。が、アメリカや欧州に関しては完全に日本とは違って専門学校に通う機関が非常に長い傾向にあります。
1年次は全員基礎学習。2年次にそれぞれの専攻分野に分かれて基礎学習。3年次からその分野の応用学習。4年次・5年次は学校で1週間学んだあとに企業で1週間働くというサイクルを繰り返したりします。まるごと別の国に行って4か月から6か月(場合によっては1年)という長期間インターンシップを実施する制度があったりもします。しかも5年生でそのまま卒業せずに更に1年間(6年生として)大学院的な進級制度もあります。とにかく長期間にわたって学習する傾向にあります。なので新卒の学生なのに大半が20代後半(27歳~28歳)という人間が多いです。
【わかってきたこと②やはりだからこそ優秀】
圧倒的に長く勉強しているわけですからその分能力も高く優秀な人材が多いです。そして4年次・5年次に実施している長期間インターンシップ、これがかなり実用的というか実践的なのです。ほとんど社員と同様に扱われて仕事をしているわけですから、もう『経験者』というかほぼ『中途レベル』です。
【わかってきたこと③就職先はほぼアメリカ】
ではそんな彼らがどこに就職しているのか?というとほぼ地元・自国の大手ゲーム開発会社もしくはアメリカ西海岸の企業が大半でした。要するに『ハリウッド』ですね。ゲーム関係の企業以外はみんなハリウッドの仕事をしているCG会社に就職をしているようです。ピクサーやドリームワークスやイルミネーションやルーカスフィルムということです。
ここからは『ではそんな人材を日本で獲得するためにどうすれば良いか?』ということと『その先の結論』についてまとめていきます。
世界におけるゲーム業界就職事情
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