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俺たちは復讐者だ
齊藤陽介(SQEX)・ヨコオタロウ(ブッコロ)・野村哲也(SQEX)・竹内潤(カプコン)・神谷英樹(プラチナ)・外山圭一郎(SIE)・桜井政博(ソラ)・上田文人(フリー)・藤澤仁(どこか)・飯野賢治(故人)
— 松山洋@チェイサーゲーム (@PIROSHI_CC2) March 1, 2019
そして私・松山洋(CC2)も含めて、みんな1970年生まれなんですよね。
以前こんなツイートをしました。
ご覧の通り1970年生まれのゲームクリエイターって本当に多いんですよね。
たぶんこのツイートに書かれていないだけで他にもいっぱいいると思いますよ、同世代クリエイター。
で、考えてみたんですね。
なんでゲーム業界にこの世代がこんなにも多いのか?ってことを。
ファミコンが発売された年は1983年。我々が中学1年生の頃です。
とはいえファミコンをいきなり買ってくれるような親ではありませんでしたよ、どの家庭も。しかしやがて日本全国で社会現象になるほどのファミコンブームが到来し、ほとんどの家庭に1台ファミコンが存在するようになりました。(我が家にファミコンが来たのは中学2年生の時でした)
ブームになるってことは誰もかれもがファミコンソフトを作ってビジネスをやりまくったってことです。
子どもだった我々も買ってもらったり友達から借りたりしてファミコンソフトを遊びまくっていました。
『ドンキーコング』『ゼビウス』『マッピー』『ファミスタ』『テニス』『ベースボール』『マリオブラザーズ』『ロードランナー』
そしてその後『スーパーマリオブラザーズ』『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』の登場によりファミコンブームは更に爆発的な広がりを見せました。
(余談ですが当時のファミコンの国内普及台数はおよそ1900万台。現在のPS4とSwitchの国内普及台数はそれぞれおよそ800~900万台ですのでどれほど凄いブームだったのかがわかると思います)
それだけブームになったからこそ生まれた広がりってものもありました。
“異業種参入”ってやつです。
当時のゲーム会社のほとんどがゲームセンターのビデオゲームなどを手掛ける会社が多くてそういった会社がファミコンに参入しても全く問題なく良質なタイトルを開発・提供することが出来ていたのですが。
“そうでないモノ達”が現れたのです。
“〇〇物産”とか“〇〇商事”とか“おもちゃメーカー”です。
“最近ファミコンがブームらしいな!わが社もいっちょやってみっか!”
そういうノリで参入してきた異業種企業の多くがこのタイミングで爆増したのです。
ソレ自体が悪いこととは私は全く思いません。
ブームってのはそういうことですし、そもそもビジネスなのですから勝算があれば事業領域を拡大することは当たり前のことです。
ただ問題が起きたとすればそんな人たちが作ったゲームソフトの中身の問題ですね。
ぶっちゃけた話『クソゲー乱立』が起きたんですね。
俺たちは復讐者だ
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