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バッテリィズのエースに親近感が湧くという話

こんにちは、ぴろろです。

普段特別お笑いに興味があるわけではないんだけど、ごくたまに惹かれる芸人がいる。

最近で言うと、昨年のM-1で準優勝したバッテリィズである。

エースがアホすぎて分からない一般常識などの事柄について相方の寺家がわかるように一生懸命説明するも、やはりエースがアホすぎて理解できない。(諦め)

理解できないから明後日の方向にキレてしまったり、彼自身が一生懸命斜め上の自己流の解釈をするという、これまでのボケとツッコミの枠に捉われない変わった芸風だ。

今回M-1で連覇した、令和ロマンとはかなり対照的な存在だ。令和ロマンも好きだが、個人的にはバッテリィズのネタの方がしっくりきたし、惜しくも優勝を逃したのが悔しい。

エースのアホエピソードについては以下のpixivの記事を参照。(これでも足りないらしい)
ネタではなく素でこれらをやらかしているのだから、まさに日常さえもお笑いな訳だが、控えめに言っても桁違いにアホなので「よく生きてきたな……」という感想を抱かざるを得ない。
きっと、この人にとってお笑いとは天職以外の何者でもないだろう。

私自身はエースほどアホではないけど(失礼)、人よりもポンコツな部分が多いが故に誤解を受けたり、話が通じないなどと周りから匙を投げられる経験があった。

約30年生きて、「頭が悪くて要領も悪い、誰にも好かれない」とすっかり自信を無くしてしまった。というか今もそうなんだけど。

その点、エースは自分がアホだから自信がないなんて面は一切見せず、明るくまっすぐに育っている。
多分周りの大人たちから怒鳴られたり呆れられたり心痛い経験もあったかもしれないし、彼を育てた親御さんは相当苦労されただろうが、根が明るいために「愛されるアホ」だ。
野球やワンピース、自転車鬼ごっこが好きという、彼が年上の男性という感覚を一瞬忘れてしまうくらいには。
30代男性なのに、あどけない少年のような部分は微笑ましくもあり、世間体とか難しいことをモヤモヤ気にしがちな現代の働き盛りの世代が忘れていたものを、彼は持っているんじゃないか。

そんな彼を見ていると、どこからか元気が出てくる。

そして、彼の存在を引き立たせ、かつバッテリィズの礎でもある相方の寺家の存在も忘れてはならない。
色々ぶっ飛んだエースを諌めるというか良い潤滑油のような、あの「暴走を鎮めつつアホであるエースを静かに受け入れようとする」役割は、寺家以外の芸人にはできないだろう。

今年は、テレビに露出する機会がグッと増えるだろうから楽しみ。ぜひ今年こそは優勝してください。頼む。
そして、いつか生で彼らのお笑いライブを見たい。

これからも密かに応援している。
え?この記事を書いた時点で密かじゃなくなってるやんって?
せやな。じゃ、堂々と応援します。
では。

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