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【薄い本】

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エロ同人とかはよく俗に『薄い本』と言われます。 そして、僕の小説は文章の厚さが『薄い』です。 つまりは、ちょっとえっちな小説書いてます。と言ってもやっぱりえっちじゃないものの方が…
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#毎日投稿

メイド・ハンド・メイド

メイド・ハンド・メイド

整った顔立ち

可愛らしいメイド服

『これからよろしくお願いします!ご主人様!』

ある日突然やってきたメイドは、私の足元でハツラツとした笑顔を私に向けた。

・・・

は?私の世話?メイド?え、小さ・・・ていうかなんなのこの生物は?
見た目は人間そのものだが、とにかく小さく、頭から足まで15cm程度しかない。

『あなたは誰?なぜ私のところに来たの?』

『私はハンド・メイド。ご主人様のお世話

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【薄い本】Rote Stöckelschuhe (後編)

【薄い本】Rote Stöckelschuhe (後編)

Ein Mensch nicht von einem Wolkenkratzer herunterspringen, ohne sich zu verletzen oder zu Tode zu kommen.

※こちらは【後編】になります。必ず【前編】からお読みください。

・・・

飛べない。飛べない。飛べ、ない。
何故?あれだけ待ち望んだ瞬間だ。何故飛べない。

飛ぼうとした。しかし、ど

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【薄い本】Rote Stöckelschuhe (前編)

【薄い本】Rote Stöckelschuhe (前編)

Rote Stöckelschuhe(ローテ・シュテッケルシューエ)
『赤いハイヒール』

・・・

冷たい風が頬を撫でる。いつもはうっとうしい夜風も、今日ばかりは私に味方しているようだ。
ここはとあるビルの上。見知らぬ誰かの残業の明りが私をほんのり照らしている。身なりをきちんと整え、深く深呼吸をする。
今日は25歳の誕生日。私は今、人生において大きな一歩を踏み出そうとしている。大きな、大きな、最

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【薄い本】Eine kleine Nachtmusik

【薄い本】Eine kleine Nachtmusik

Eine kleine Nachtmusik (アイネ・クライネ・ナハトムジーク)
『小さな夜の歌』

・・・

『セミってさ、昼しか鳴かないらしいよ。夜はどこかで寝てるのかなぁ。』

彼女が急にそんなことを言い出した。既に夜の帳は下りている。夜風で揺れるカーテンの間から、気だるげなネオンが見え隠れする。彼女の服を脱がせ、ブラジャーのホックに指を掛けたところだった。

『なんで急にセミが出てくんだ

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【薄い本】Schadenfreude

【薄い本】Schadenfreude

Schadenfreude (シャーデンフロイデ)
『人の不幸は蜜の味』

・・・

カーテンの隙間から見えるのは太陽ではなく、どこまでも続く曇り空。鈍い光が、隣の女を照らしている。
隣にいるのが彼女だったら、気持ちも空も晴れたかもしれない。だがそんな純粋な心など、とうの昔に学校のロッカーに置いてきた。

『ねえ、飲み物。なんか無いの。』

いつの間に目覚めたのか、女がのそのそと動き出す。顔は美人

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