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看護師のメンタル
ピンチな状況って結構ありますよね。
ピンチな状況をどう乗り越えるか、精神科看護師はどう考えてるか、を言語化してみます。まず現在、私自身結構なピンチな状況です。前回の記事の通り、看護師から突然、教員になれ、との命令を受けてます。
ストレスの度合い、についてですが、古くから研究されていて、数値化されたものがあります。
1位は配偶者の死
続いて、離婚やら親族の死。ケガとか、退職とか、出産とかもあって、欧米の研究だからでしょう、クリスマスとかも入ってたりします。
ちなみに配偶者の死が100として、転職は36。
ええ、まずまず私、ストレスです。
これも結構古い研究データなんで、最近は転職なんか当たり前にあったりするし、まぁ精度は微妙な所ですが。大きくはズレてないとします。
で、対処についてですが。
ストレス対処については、相談、趣味に打ち込む、最近流行りの瞑想、とか。その辺は完全に人それぞれかと思います。
大事なのは、どれだけ俯瞰できるか。
実際、対処方法なんて、良い趣味があるといいね〜とか、友達たくさんいるといいね〜くらいしか言えません(患者さんにはそんなこと言いませんが)。
で、自分のストレスについて、どれだけ客観的に見れるかってのが大事で。その自分の状況を見るのに役立つのが…
・キュブラーロス 死の受容
・フィンク 危機理論
はい。基礎看護でよく見かけるやつです。「死の受容」ってのは、特に高齢者が自分の「死」を受け入れる過程についてで。めちゃくちゃザックリ言うと…
1.否認
ウソでしょ!そんなわけないよ!
2.怒り
なんで私が死なないといけないんだ!クソが!
3.取り引き
マジでなんとかならない?なんか方法ない?民間療法とか試してみようか…神様なんとかしてよ!
4.抑うつ
無理だよね、やっぱ、虚しい…
5.受容
で、徐々に受け入れていく。
誰かに怒られそうだけど、こんな感じ。
ちなみにフィンクの危機理論は「死」じゃなくて、大きな「病気とか怪我とかを受け入れる過程」なんだけど、結構似たような感じだと思ってる。
で、この受け入れ過程について、「死」ではなくて、「恋人に突然フラれちゃった…!!」を当てはめてみても、わりと結構ハマってるんじゃないかと。
1.否認
え、なんで別れるとか言うの?冗談でしょ?
2.怒り
なんだよ!自分勝手でバカじゃないの!?
3.取り引き
マジでなんとかならない?私が悪かったから、もっと優しくするからさぁ、考え直して、お願い!
4.抑うつ
どうにもならない、つらい、悲しい、虚しい…
5.受容
以下同文。
なんかバカみたいな感じで書いてるけど、わりと当てはまってるんよね。理論通りに。ちなみに危機理論の方は、明確に「怒り」の項目はなくて、最後に「適応して生きていく」っていうのが入ります。
で、私に関しては
「取引」〜「抑うつ」、あたりをウロウロしていて、たまに「受容」に片足突っ込んでる感じ。
3.取り引き
いや、マジでどうしよう。今の時点で病休か育休か宣言しちゃおうかな〜でもな〜…
4.抑うつ
あ〜…頭いたい…。やる気ない。
5.受容
まぁ…やるしかない?…かなぁ…?
って感じよね。
今の自分の状況を客観的に見れるかどうか、今後どうなっていくか予想できる、ってのは結構重要で。状況のわからなさ、とか先行きの見えなさ、って不安が増強するんよね。予期不安ってやつ。
そんなコトを考えて現実逃避をしている私です。
それそろ受け入れられるといいなぁ…
写真はどっかの棚田で撮った写真です。
ああ、癒されたい。
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