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いい年の男たちがバカ笑いしている”仲間”(芸人)の光景に嫉妬する私の心境
これって、私の偏見なのかな?
私は女だが、
女同士の人間関係より、男同士の人間関係って、さっぱりして見える。
ねちねちした男もいるよ、とか、人見知りで友達のいない男もいるよ、とか、もちろんいろいろあるだろうけれど、、、、、、
私は、集団、数人でのグループで仲良しこよしすることが、どうも苦手で。
今、学生時代を振り返っても、仲良しグループに属しているようで、心からはどこにも属せてなかったな、と思う。
小中学校の頃は、ひとり、いつも一緒にいる友達がいた。
高校、短大時代は、その子と別の学校だった。高校時代なんか特に、友達がたくさんできてめちゃくちゃたのしかった。でも、数人でなんとなく仲良くしているけれど、教室移動のときに実はひとりだった、とか、6人でお昼を食べていても、なんだか、居心地の悪さがあったり、、、、、、
私は、別に群れたいわけじゃなかった。
ただ、周りから見ても、”あいつひとりなのかな?”と思われてしまうことが怖かった。
ひとと関わることが全くできないわけではないし、浅く広く仲はよくできた当時の私。堂々と、ひとりでも行動できる度胸があれば、何の問題もなかった。
学生時代からの、”ザ・集団生活”から解放されて、社会人になり、そして鬱病になってからはより、本当の友人がわかる。
そして、卒業後は、みんな次々にどこで働いてるだの、男がどうだの、そのうちに結婚だの出産だの、会うたびに現実的な話ばかり。
とくに、複数人での集まりに参加したら、恋バナ的なときに
「pizzaは?」
と自分に話を振られるが、私は話すべきことが何もない。仕事はワーカホリックだし、恋愛なんて頭になかったし。周りの恋愛とかも、もうどうだってよくて。
こんな、扱いにくいであろう私とでも、ずっとつながっていてくれて、しっかり結婚の報告をしてくれたり、私の病気を理解してくれようとしてくれたり、そういうひとは、今も本当に大切だ。
女同士の話って、現実的だ。
周りは結婚子育て中のひとばかりで、私なんか、ひとつも話に入っていけそうにない。周りにあわせるなんてこともできない。
鬱病無職独身(34)で、今はひとと会って話すのがそもそも厳しい状況だけれど、それ以前に、私と周りの生きるステージが違いすぎる。
誰と話しても、”自分は何をしているんだ”、、、と、凹んでメンタルダメージを受けるのは目に見えている。また、相手がものすごく思い悩んでいても、共感性が強すぎる今の私は、自分も一緒に心が苦しくなるだけで、救いの手を差し伸べるよりも自分のメンタルがやられてしまう。これが本当に情けないのだ。
一方。
私が病気になってから、結構気軽に連絡をとれたのは、男友達だった。
今何をしているのかも、こちらから聞かない限り言ってこない。話を聞いていても、自分の世界と違う世界のことに感じるから、たのしい。私の話も聞いてくれるし、私が気兼ねなく喧嘩ができるのは、男友達だけなのだ。
女友達にばしっと言いたいことが言えないのは、なぜかなぁ。
今、お笑いにハマっている私。
男の芸人同士が、コンビ愛はもちろんだけれど、コンビや事務所を越えた仲間でわちゃわちゃ笑いあっている、たのしそうな光景を見ると、なんだか、笑っちゃう、のを通り越して、最近涙が出そうになることが多い。なんだか、尊いなって。
YouTubeチャンネル『毎週キングコング』では、キングコングやときどきと登場する同期や仲間同士で大爆笑。
見取り図×ニューヨークのユニットLIVE『ピアス』開催時、どちらかのチャンネルで必ず裏側を撮ってくれるが本当にたのしそう。青春。
YouTubeチャンネル『カジサックの部屋』では、カジサックと仲間たちが大爆笑。
私も、こうやって心の底から、いろんなひとと笑い合いたいなぁと思ってしまう。
女同士でそういうことができるひともいると思うけれど、女の人間関係って、一度こじれると、結構ややこしい。
男同士は、一度喧嘩をしても、次の日には普通に笑い合っている、というのを聞いた記憶もある。
芸人さんの話を聞いていても、一度喧嘩したり、気まずくなった同士が、時を経て仲良くしていたりするのを聞いたことがある。
少年になって、その場のノリで”バカ”をやれることが、男のひとのいいところ。
女は、結構、現実を見てしまう。
だからこそ、男と女ってうまくいっていると思うし。
後先を考えすぎず、もっと軽やかに生きたい。
周りを疑わず、自分に自信をもっと持って、誰かと腹から笑いたい。
言いたいことを、思ったときに、ちゃんとした言葉で、声で、伝えられるようになりたい。
何か、嫌なことがあったとき、ショックで頭が真っ白になって言葉が出てこないし、これ言ったらああなるかな、こうなるかな、なんて考えて時間が過ぎて、そのまま。
普段から、腹から、言い合えたら、また軽やかに会って話せる関係になれるのだろう。多分。
ひとりは楽だ。
誰にも、遠慮しなくていい。
考えすぎな性格でも、心の負担が少なくすむ。
ただ、やっぱり、
あーだこーだ、バカなこと言いながら笑っている男たちを見ると、もう、自分も男になってそこにハマりたい、とすら思ってしまう。
女の子のグループに対しては、そうは思わない。
今は笑っていても、、、なんて、すぐ考えてしまう。
男だからとか、女だからとか、そういう発言すらハラスメント的に見られそうな時代だけれど、やっぱり、男と女って、生物が違う。
だからこそ、”嫁の地雷を踏む夫”みたいなTV番組のコーナーがまた最近話題だし、考え方がそもそも違うから、分かり合えなくてもともと。
我が両親も毎日のように揉めているが、
父の行動には、どうしてなんだろうって私もあきれ果てるし、
母が、いつも父に期待しては裏切られてブチ切れたり鬱ひどくしたりするのを見て、どうして毎回期待なんかするんだろうと思う。
ただ、私は夫婦になった経験がないから、何も言えない。
結婚とか子育てとか仕事とか、そういう現実的な、今の生活の話なんかしないで、相手の状況も聞かなくてもよくて、全然関係のない、浅い話とか、すきなこととか、ノリだけで、誰かと笑い合いたい。
腹から、バカみたいに、笑い合いたい。
TVを観てとかじゃなく、誰かと。
※YouTubeチャンネル『見取り図のディスカバリーチャンネル』より。
見取り図とニューヨークのユニットLIVEで、本番直前3時間でSMAPの『SHAKE』を覚えて、ダンスと歌を披露するという試みをしたそう。
こんなの、絶対、たのしいに決まっている。
やる方も、観る方も。
バカやっているように見せて、芸人さんっていつも、ひとを喜ばせることを考えている。
そこがまた、尊敬するところだけれど。
何か、自分の使命や、本当にやりたいことが見つかれば、心から一緒に笑い合える仲間が、私にもできるのかな。
コロナさんとか、大雪、地震、そして今は、猛烈な風で家が揺れている。
明日には、また雪が降るらしい。
きっと、何も考えず笑いたいひと、私だけじゃないよね。
ただでさえ冬は、鬱傾向が強まりやすいのに、今あまりにもいろいろ重なりすぎている。
いろいろな理由で、ひとに会うことすらできていないけれど、今は、何かまた、笑える動画を観てから寝よう。
荒れ続ける天気。
明日も、早起きしないと。
世界中のひとが、心から、腹の底から、大爆笑できるような日が、きますように。
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