私がサポステに通う資格があるのか考えた
たびたびここで話題にする、
私が通っている『サポステ』という機関について。
こういう、就職支援機関だ。
障害があるとかそういうことだけに関わらず、ひきこもりなども含め”働く”ということ、”就活をする”ということに難しさを持っているひとたちの手助けをしてくれる。
支援の仕方は、面談(キャリアカウンセリング)だけでない。
詳細はこちらで見ていただけるとよいのだが↓、
私は今現在、カウンセリングを受けられない、コミュニケーション講座なんてもってのほかという鬱病持ちの状態。
向いている仕事の仕方など探るために過去の経験を思い出したり、見知らぬひとと数名で集まって同じ空間で何かを学んだりすることが難しい。
個人で集中してできるPC講座は、私にとって”今働けなくてもできること”だったので、そのために通ってWordを勉強している。
PC担当の方がとても話しやすく、以前話していたカウンセラーさんよりたくさんのことを話している気がする。
それでいいと言ってくれる。
これただけでほめてくれる。
確実にPCのスキルは上がって、先日初めて、検定会場に行ってWordの検定を受けるところまでいけた。
(結果はまだ出ていない)
とはいえ、
就労はしばらく困難であろうこの私が、
”働く”ための機関に通っていていいのだろうか、、、、、、
という、ふとした疑問が湧いてきた。
本当に、ふと。
働けないのに、こうやって働くための場所に通っていることが、許されるのかなと。
PC講座だって、その先の就職につながることを前提に行われているはずで。
私の場合、WordやExcelを活用するとしたら事務系のお仕事だなということはわかっているが、そこまでのことを考えてしまうことでちょっと、拒否反応が起こる。
だって、事務の仕事って、PC作業だけではない。
電話応対、お客さんの対応、お茶出しとか、なんか気が利くひとじゃないと、、、、、、
私に向いている仕事とはとても言えない。
「”ここにくる”というだけでいい」
と担当の方は言ってくれるし、
”ここにきて作業する”ということ自体が難しいひともいる。
自分自身、学ぶことがどちらかというとすきで、レベルアップすることで自己肯定感があがる。
家にいてばかりではなかなか経験できないことだ。
だから、通っているのだが、、、、、、
何年前か忘れたが、コロナ禍だった。
最初にサポステのカウンセリングを受けたとき、キャリアカウンセラーさんと一緒に利用規約を読んで確認する時間があった。
そこに書いてあったことの一部、忘れられないことがある。
ものすごく覚えている。
何故かというと、
私には、”健康上の理由により中止になる可能性がある人間だ”、という自覚があったからだ。
今すぐに就職できないのに通っている、ということが、
”就労を目指すことが難しい”と判断されてもおかしくない。
私、大丈夫だろうか。
一体、何年通い続けるのだろう。
結局、通ったまま49歳を迎えてしまう可能性だってある。
4日前のサポステがえり、
ふと、そんなことを思いつつ、
なんとなくポスターを見た。
「自分を変えたい」「今を変えたい」
は、自分だった。
うまくいきはしていないけれど、
現状を変えたいと、いつも思っている。
「働き出す力」を身につけられる場所。
そうか、
「働く力」ではなく、「働き出す力」か。
働きたい、自立したいという意志は、いつでもある。
そのために、通える自分の居場所を見つけた。
自己肯定感が上がるきっかけをくれる場所を見つけた。
先日、Wordの検定を受けることができたのも、
サポステに通っていたから。
知らないひとがいる、試験会場という特殊な環境で、
いつも通りの精神状態で作業をする。
、、、、、、これは、
サポステに通っていなかったらできなかったかもしれない。
どんどん、ひとと一緒の場所がダメになっていっていたかもしれない。
今度、
サポステ内の年賀状の宛名書きボランティアに参加しようと思っている。
検定を経験できたので、今度は、
知らない利用者さん数名のいる場所で同じ作業をする、
という経験をすることにしてみた。
段階を踏んでいなかったら、やろうと思えなかったかもしれない。
ひとつひとつ、自分のペースで進んでいる。
最近、自分がダメだと思いすぎて、忘れていた。
”あなたのペースで大丈夫”
と、ポスターにも書いてある。
サポステのほうから何もお咎めがないから、”働く意欲がない”という見方はされていない。大丈夫。きっと。
PC担当のひとと話すだけで、心がほぐれたり、自己肯定感が上がったり、不安が少し軽くなったりする。
家族だけでいると、どうしてもストレスばかり感じるようになってしまうから、家以外の居場所があることは、今の私の救い。
行って帰ってくるだけでも体力を消耗する状態だし、バス代も往復760円かかるけど、気持ちが切り替わって帰ってこれるから、私には必要で価値がある。
だから、大丈夫。
堂々としていよう。
私は働きたい。
いずれ。
そして、必ず自立したい。
このまま、年齢ばかり重ねていくのは不安で仕方がないから、少しでも進めたな、と思う経験をしていきたい。
そのために、力を貸してほしい。
少しずつでも、前に進めている自分を、自分でほめてあげられる人間になれますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。