サポステに電話をしてみたらやわらかく包まれた話―また踏み出してみる―
もう少し調子があがったら、もう少し心が仕事に向き合えるようになったら、、、、、、
と、先延ばしにしていた。
直感よりもハローワークのひとの話に従って失敗し、心の具合を悪くし就活ができなくなってしまった、今年の春。
今度の就活は、もうハローワークじゃなくて、この、自分で”いい”と感じたこの「サポステ」に行こう、と、誓ったのは、最近。
ネットで観たら、このパンフレットを持ち帰ったときより、上限の年齢も引き上げられている。今年度からなのかな。
ハローワークや、障害者、精神福祉関係の施設とも連携しているところだということは知っていた。それに特別、障害や病気に関わらず、ただ単に就活がうまくいかない、ブランクがあるなどの理由で相談を受けるひともいること。
健常者と障害者の狭間にいる私のような人間でも、気軽に利用できるのがいいなと思っていた。
※パンフレットより。
ただ、場所が、車のない今の私には、、、という場所だったので、母に送ってもらうか、片道410円かけてバスか(1時間に1本程度)通うかしかなく、、、、、、
それを、金曜の夜に母に相談したら、
「そんなの、電話してから考えなさい!!!!月曜にすぐ電話しなさい!!!!」
と怒鳴られ。
確かに。
考えすぎて、踏み出さずに失敗したことがここ最近、たまたま多かった。
動かなきゃ、、、、、、
今朝、心をととのえ、勇気を出して電話してみた。
電話口の相手は、やわらかく、ほんわかした声で話すひと。
サポステに電話したきっかけを、話し始めたら止まらなくなりそうだった。
「まだ話しても大丈夫ですか?」と何回か確認したが、
「大丈夫ですよ」
「20分以内なら大丈夫です」
、、、、、、話した。
ハローワークで、勧められるままに”専門支援部門”に行って、担当のひとと合わなくて就活ができない状態になってしまったこと。
そのときの担当者の名前を聞かれたから、言ってやった(メモしてた)。絶対に直接言うことはない、との前提で聞かれたが、むしろ言われていいと思った。
そのとき言われたことも、障害者施設のパンフをたくさん渡されたことも、それを全て捨ててしまったことも、全部言った。
、、、、、、全部聞いてくれた。
電話口の女性は、話すこと、すべてあたたかかった。
安心してしまって、言葉ひとつひとつは覚えていない。
利用するにあたって、
「鬱病だと、予約した日にどうしても具合悪くて無理~ってこともあると思うので、電話で連絡してもらうか、”泣きのメール”いれてもらえればー」
鬱のことも理解してくれているし、”泣きのメール”という言葉にユーモアを感じて、リラックスできる感じだった。
初回面談の日時が決まって、明日が通院日だということも伝えた。
電話の終わりに、
「今週は天気も悪いしね、通院と面談と、2回もお出かけがあって大変かもしれないけど、どうか気を付けてきてくださいねー」
、、、、、、鬱病患者が出かけることの大変さ、わかってくれてる。
やさしい。
あったかい。
そして、この方が、どうやら面談を担当して下さるようだ。
、、、、、、、安心。
ああ、、、、、、、電話してよかった。
ほんわか、あたたかい、なにかがほぐれていく感覚と共に、電話を終えた。
「いいひとだったぁ、、、、、、」
母に言いながら泣きそうになった。
安心感が半端ない。
ただ、今の私は、ちょっと心を許すと解き放ちすぎてしまう。
今年の初めまで働いていた、倉庫作業のお仕事のときもそうだった。信頼しすぎた。全面的に、受け入れてもらえると思ってしまった。
全てを分かり合うことなんて、人間には不可能だから。
ひとを信頼する加減が、鬱病になってからうまくできなくなってきている。
顔を見て、話してみないと、分からない。
そこらへんがうまく、できるように、ひととひとのお付き合いの機会も増やしていきたい、、、それをどこまでこの施設でできるのか、どんなサポートがあるのか、まだ全貌は分からない。
でも、今日は、一歩踏み出した。
自分を、褒めてもいいかな。
母が、買ってきてくれたモンブラン、最高においしかった。
明日、主治医の先生に報告しなきゃ。
”まだ仕事のことを考えたらダメだよ”って先生に言われたら、サポステに連絡してくださいっていわれたけど、先生は、何も言わないような気がする。
ああ、踏み出せた。
他のひとにくらべたら、こんなことで踏み出せたなんて言わないよってレベルだけど、いいの。
自分がそう思えたから。
この一歩が、この後の自分にどう作用したとしても、うまくいかなかったとしても、絶対に身になる経験にしてやる。
自分に、今悩める全てのひとに、希望が見えるこれからが待っていますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。