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ばあさん、もう少しだけ

昨日、母方の祖母宅へ行ってきた。

母と2人で。


祖母は肺繊維症で、酸素チューブをつけて自宅にいる。一緒におじさんが住んでいて、今は看護師さんが一回30分きてくれるみたい。頻度はわからない。

もう改善には向かわない。悪くなる一方みたい。


先日まで、なんだかんだで、祖母は強かった。

口がとにかく達者で、体がいうこときかなくてもおじさんと喧嘩したりしてた。

母を相手に難しい注文をつけたり、せっかく買っていったものに文句つけたり。


旦那に先立たれ、女手一つで家(農家)を守る、娘2人育てる、旦那の両親を看取る、全部やらざるを得なくなった祖母は、ここまで生きてくる過程で強靭になった。強靭になりすぎて母は苦しんだ。


そんな祖母が、

昨日の訪問のとき、ついに、起き上がらずにずっと横になっている状況になった。

そして、

買っていったパジャマを素直に喜んでいた。

母に、足をマッサージされながら、喜び、感謝している。




母は、そんな祖母の姿に、命のタイムリミットを感じたようだ。

あんなに、良くも悪くも、というか悩まされる程強かった自分の母親が、寝たきりで、穏やかになってしまった。


帰ってから、昨日、今日。

明らかに母は心が弱っている。

ネガティブなことを言って「ごめんねー」とめそめそ泣いたりして。

父に対して「いいなぁ両親元気で」(←ガチの長寿家系)、

TVをみながら家族映像が出ると「いいなぁ〇〇で」、、、、、、



こんなとき、私だけでもしっかり、頼れる存在になれればいいものの。



私も、一緒にぐったりで、、、、、、



母がこんなもんだから、自動的に感情移入して鬱増し状態になっちゃって、、、、、、

情けない。


朝、洗濯機から洗濯物を取り出していたら、


久々に、しっかりとした目眩がして、座り込んだ。


気のせいじゃない、視界が動いた。



でも、母に言えないよこんなこと。


気のせい、大丈夫、がんばれ自分、と思って一通り家事を済ませたあと、


とにかく横になって、午後も寝て。



自分がしっかりするには、まず休まないと。

ここで私が崩壊するわけにいかない。



自分を許す。



明日、ついに、サポステの初回面談へ行く日なんだけど、、、、、、


明日もこんな腑抜けの、鬱増しの、仕事のこと相談するどころじゃないメンタルだったら、面談の日は改めさせてもらおう。



どんなに悩まされても、苦しんでも、ひとりしかいない親の死期を感じるって、こんなに動揺するものなんだな。


父親を小5のときに亡くし、今、そこからがんばってきた母親が弱ってきている。

実際、もし、そのときがきたら、

その後の母のメンタルは、どうなってしまうのか。


私は、仕事を探しに出かけていられるだろうか。



でも、どう考えても、自分の心を守ることだけで精一杯だ。

感情移入はするくせに、具合悪くなって終わり。


情けない。





ばあさん、もうちょっと、がんばってくれないかな。


充分、がんばってるのはわかるのよ、だけどもさぁ。


もう、、、、、、




また、顔見せに行くから。



お願い。





みんなの心の中の世界が、穏やかで、平和なものでありますように。







未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。