アーティストの推しを推せなくなってお笑いに逃げたらまた同じことに
なって、また苦しんでいる。
だいすきなL’Arc-en-Cielの30thなど、
アーティストの”推し活”の諸々を思うようにたのしめずにいた。
でもファンはみんな盛り上がっているし、
このご時世で彼らが元気で、無事に30thのイベントを成功させてくれるだけで十分、本当に、生きていてくれるだけで十分しあわせ、
な、
はずなのだけれど
鬱病無職で生きること以外にお金が使えない、現地に行く力すらないことが
やっぱり、やっぱり悲しくて。
そんなとき、
TVやYouTubeという無料の世界でもたのしませてくれる、
こちらが何も考えていなくても、特別気を張っていなくても笑う機会を与えてくれる、
心が沈んだときでも気づいたら笑っている、というきっかけをくれる、、、、、、
そんな、”お笑い”に助けられている、今の鬱病pizza。
しかし、
なんでも、ハマるとのめりこみがちな今の私。
カジサックの動画から始まり、芸人さんのルーツを聞く動画にハマり、
久々にM‐1グランプリを真剣に観るようになって、
空前のお笑いブームも相まって今、
ニューヨークというお笑いコンビに、私は完全にハマっている。
お笑い好きな方は知らないひとはいない、むしろ詳しくなくても現在TVで頻繁に目にするようになったのでご存じの方も多いことだろう。
2019年のM-1グランプリで初めて決勝に進出。
漫才、コントの二刀流コンビで、
2019年から2021年にかけてM‐1グランプリ、キングオブコントで決勝で活躍している。
その前までは、ネクストブレイクと言われつつもメディアに出る機会がなかなかなくて苦戦していた。
しかし、劇場でMCを長く務めたりと自肩を固め続けていたこともあって、賞レースきっかけで世に出ることとなった現在、MCやレギュラー、冠番組を多くもって大忙しとなっている。
また、YouTubeを2019年頭にはじめ、
日曜22時は必ず『ニューヨークのニューラジオ』という生配信を欠かさず行う。このチャンネル立ち上げがきっかけで、発足前に冷めかけていたコンビ間の関係もよくなって、結果賞レースで決勝まで行けるようになったのだろうと思う。
だから、彼らにとってYouTubeは大切で、どんなにメディアの仕事が増えようと、YouTubeも欠かさず更新。
メディアの仕事が増え始めたとき、このチャンネルで自分たちの特技や趣味などを発信していたことがきっかけで仕事につながったことも多い。
カジサックのような、
”芸人からYouTuberへ”ということとはちょっと違って、
ニューヨークの場合は、
「こういう仕事できます!」という、いわば”自分たちのトリセツ”という感じでアピールすることができること、
加えて、
芸人として、芸人だからこそできるYouTube(東京吉本に関わることを取り扱ったりするなど)、を作っていることが強みだ。
メディア、YouTube、吉本の劇場
という、3つのバランスを保って忙しくしている彼らが、
最近、自身最高規模の単独ライブを開催した。
※詳細。
大阪、福岡、東京で、全8公演。
会場規模も今まででいちばん大きかったという。
私はアーティストのライブのことしかわからなかったけれど、
1日2回公演をするなんてすごいな、、、と思った。
先週の土日、東京で千秋楽を迎えたこのライブ。
実際に観に行った方のTwitterを見ていると、
みんな、タイトルである『Last Massage』という意味を知って、メッセージを受け取ったとか、衝撃で恵比寿(会場)から動けないとか、もうとにかく、言葉にならないほどにいたく感動している様子がびしびし伝わってきた。
そして、メディアの仕事がたくさんあることで、関係番組からのお花がたくさん届いていて会場を鮮やかにしていた。
写真でも伝わる、華々しい光景と感慨深さ。
そして、たくさんの共演者の方が会場を訪れ、感想をTwitterやInstagramにあげてくれる感じとか、本当に、
よかったね、よかったねぇ、、、、、、
と、勝手に保護者になってしまう。
※私は売れていない時期を知らないし、会場にも行っていません
※保護者型のファンなのです
あんなに忙しそうにしている彼らは、いったいどうやって、観たひとをそんなに震撼させているのか?
どんどん気になってくる。
日曜の千秋楽の後、打ち上げもせずに『ニューヨークのニューラジオ』の生配信をしてくれた彼らだったが、YouTubeのスタッフにもたくさんほめられとにかくご機嫌。ここまでの裏話、会場でミスったりリカバリーしたところとか、いろいろ振り返って。
聞けば聞くほど、
さすがに、保護者の目線でよかったねぇと言っているだけでは、物足りなくなってくる。
配信のチケットというものがある。
期間限定で、千秋楽の公演をネットで見られるチケットなのだが、公表に月当初より配信期間が延長され、視聴できる期間が8/7までとなったようだ。【※追記:8/6現在、8/14までに再々延長が決定。】
このライブの場合は、2000円。
1度支払えば、期間中は何度も観られる。
、、、、、、観たい。
こんな、人気絶頂の芸人さんの単独ライブを、観られる機会なんてそうそうない。
何より、毎年欠かさず賞レースに参加してきた彼らがそれをエントリーせず、単独ライブというものにちゃんと向き合った、その作品をしっかり見届けたい。
彼らの熱意をちゃんと感じたい。
でも、
私は障害年金で生活している身。
支給はまだ始まったばかりで、
前回分は、
生活に必要だけどまだ我慢していたものをしっかり買う、
ということにしか使えなかった。
エンタメ、趣味なんかに使えるお金は、残らなかった。
次の支給日は、8/15。
配信終了までには、間に合わない。
ほぼ、諦めていたそのとき、
、、、、、、、私は臨時収入を思い出した。
県民共済の、割戻金がきたのだ。
(8/1)
やったーーーーーーー!
年金以外に収入はないので、思い出したら飛び上がるほど嬉しかった。
これは、もしかしたら、ニューヨークにかけられるお金かも?
9000円のうちの、2000円なら、
、、、、、、、いいよね?
、、、、、、、、、、と、
思っていたら、
4年使っていた、iPhoneがぶっ壊れてしまった。
このタイミングで、、、、、、
でも、必需品はなんとかしないと。
コジマにて新しいiPhoneに買い替え、移行のこととかしようとがんばった。
この時点で、もう配信は諦めた。
お金も、割戻金がスマホ買い替えに消えたし、
時間的にも、このとき発表されていた8/7までの配信期間に、スマホ移行に手惑い十分に観る時間が無くなってしまうと思ったからだ。
それどころではない、と。
加えて。
現在、私と同じくメンタル治療中の母が、減薬に入った。
減薬の間は、情緒が不安定になったり、調子が落ちることに対して家族も理解していないといけない。
母は長い長い、終わらない話をするようになった。
八つ当たりもするようになった。
私は耐えていた。
こちらもメンタルを病んでいるので、出先でもパニックになりそうで手首や腕を爪でつねる新たな技を生み出してしまったり、おろおろしてしまうことが増えた。
でも、過去が蘇っているとき、しゃべり続ける母の話は、聴いてあげたかった。
その、時間は確保してあげたい。
お笑いライブをじっくり、自分の時間として観る、、、
という時間を確保することは、今は無理だ、、、とも思った。
、、、、、、うん、辞めよう。
ニューヨークならいつか、
前回のライブ『Natural』と同じように、”データ販売”をしてくれるだろう、
そのときまでには、ちゃんとお金を用意しよう。
そう思って、諦めよう。
そう思った。
ただ。
4年前にスマホを買い替えたときとは、格段に移行が楽になっていてたもので、、、、、、
(びっくりした)
買い替えた次の日に時間ができた。
私は、
FANYという吉本のアプリを、PCで開いて、
ニューヨークの『Last Message』の、配信購入ページを、
開いてみた。
(まぁ、開くだけ。と思って)
「購入する」
を、クリックしてみた。
(た、試しにね、、、、、)
、、、、、、、、、、この、
画面を見たとき。
クレジット、、、、、、
コンビニ、、、、、、
PayPay、、、、、、
ん、
ぬああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無理だ、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
やっぱり、無理だ。
エンタメに、お金は、払える身分じゃない。
怖い。
支払い方法画面を見たら、怖くなった。
、、、、、、、ダメだった。
、、、、、、、本当に、悔しかった。
心が拒否した。
でも、ここまで行ったから、
まだ自分には無理だってわかった。
Twitterでぐぢぐぢと、
私は配信すら見られない~とか独り言言ってねちねちしているだけの人間からは、少しだけ、進んだ。
現地で生でニューヨークのステージを観て、会場を体感して、
そしておかわりで配信を観ているのが、アツいファン。
オンラインサロンという名のファンクラブにも、月1000円で入っているひとが多い。
要は、
アーティストのときと、
まだ同じことを繰り返している。
L’Arc-en-Cielや中島美嘉様に課金できず、リリースにもLIVEにも追いつけず、
それが虚しくてなんとなくお笑いを観ていたら今度はそっちの世界にも
”推し”ができてしまった。
応援しても、いちばん力を入れて作った作品が”単独ライブ”だとしたら、
その肝心なところが、見られない。
知らない世界が増えていく。
この身分である限り、いつまでも同じことの繰り返し。
いっそ、推しなんていなければいいのか。
楽だろうな。
でも、
推しが救ってくれる夜、本当に多い。
生かされている。
間違いない。
無料で展開してくれているものが、たくさんあるはずなのに、
有料のものが手に入らないからって、いじける自分がまた嫌いだ。
配信、奇跡的にもう一週延長になって、
障害年金支給日の15日以降も、観られるようにならないかな、、、、、、
すきなものを、普通にたのしめるようになりたい。
私は、だから働きたい、、、、、、
焦ってはいけないし、今のこのおろおろ状況で社会になんて出たらつぶれる。
今の100倍ダメージを食らって、もし10年前のような鬱状態に戻ったら、また10年かけてそこから戻ってこないといけない。
鬱病が憎い。
でも、鬱病とはつきあっていかないといけない。
母と一緒に、治っていかないといけない。
(これが、結構な難関であることは気づいている。)
推しを、たのしく推せる生活ができる日は、いつになるだろう。
欲ばかりあってぐちぐちしている自分と決別できる日は、いつになるだろう。
スタバに並んでいるひとが全員セレブに見える現象とさよならできるのは、いつになるだろう。
普通にバイトができる日は?
実家を出て一人暮らしができる日は?
、、、、、、なんて、言っていたらきりがない。
不安しかない。
でも、
どこかで自分を信じたい。
そんな私の心を、
『ニューヨークのニューラジオ』が、たのしませてくれ、安心させてくれる。
どんなに売れっ子になっていこうとも、庶民の感覚を持っていて、人間らしい感覚でひとに寄り添ってくれる、素直なふたりの話が聞ける場所。
そんなニューヨークのふたりが、すきなんだ、、、、、、
だから、
もう少し、あなたたちのお笑いに助けていただきたいのです。
どうか、
、、、、、、元気でいてください。
こうやって書いているうちに、
願うことは、やっぱりそれだなって。
どんなに消えたくなる日も、もう生きるのが疲れたとか、もういいかなって思う日も、生かしてくれるのは、
”推し”なのだ。
音楽であり、お笑いなのだ。
復活したら、恩返しできるだろうか。
その日のために、生きてだけはいないと。
不思議なのは、
単独ライブに行ってもいないし、配信で観てもいないのに、
みんなが感動している報告を聞いたり、YouTubeでスタッフさんに褒められてすごくうれしそうにしていたり、親戚がきてくれた話を聞いたり、会場にたくさんのお花が届いていたり、共演者がきてくれたとか、そういう話を聞いているだけで、
自分のことのように、うれしいこと。
誰かに部外者だって言われても、一緒に喜ばせてください。
本当に、お疲れさまでした。
思いを込めた単独ライブ、できたことがこれからに絶対つながる!
これからも、応援しています。
”推し”がいることがしあわせだなぁ、と、いつも感謝の心をもてる人間に、なれますように。