少しすすめた話―ご機嫌診察と減薬チャレンジ―
今日は診察日だった。
4週に一回、ほぼ月一ペースでの通院だ。
先月の診察日。
診察を終え薬局でいつものように薬を処方してもらった際、
薬局で顔見知りの薬剤師さんに、
処方薬が何年も変わらず、調子も上がっていない状態の私のことを心配されてしまった。
抗うつ薬をはじめ、何年も同じものをほぼ同じ量服用している。
今のクリニックに通うことになってから、前の抗うつ薬をやめて新しいものを試したら、体に合った。
抗うつ薬の副作用(胃部に関するもの。食欲減退など)が体に現れやすいので、体に合うならこれだ!と、その薬を使用しているのだが、
思えば何年もずっと、同じものを服用し、
”よくなっている”
という、はっきりとした実感がないまま、ここまできてしまった。
※参考記事。結構たくさんの方がみて下さっている(感謝)。
今日、先生に話すことを特別考えていかなかったけれど、
久々に、用意しなくても話せる気がした。
実際に話したのは、
・自分の機嫌がよいという実感があること。
それは、障害年金が入るようになり、今まで我慢していた生活に必要なものを買えている状況だからというのが大きいと思う、ということ。
・まだ、母の言葉や機嫌にパニックおろおろ状態にはなったりするし、消えたくなったりすること。
・機嫌と裏腹に耳のふさがりなどの身体の不調はあること。
それ以外、特に話すようなこともないな、と思った。
いつもなら、うまくいかないことに対して、だらだら愚痴を言ってしまうのだが、今日はよかった。
そして、一応言おうと思っていた、
先月薬剤師さんに心配されたことを、話した。
調子があがらないときに抗うつ薬を変えることは、
今までも先生と何度か話し合ったことはあるが、結局いつも
”原因が抗うつ薬というよりは、生活環境である”
という結論に達していた。
今回もそうなるのかなと思いつつも、一応、
「どうなんでしょう?」
と言ってみた。
※本来、合う抗うつ薬に出逢えば、調子が上がる。最初の1週間ほどの副作用(吐き気など)に耐えられればしばらくその薬を試す。調子が上がらず合わないときは違う抗うつ薬を試す、ということを繰り返すもの(ネットではそうなっている)。
先生は、
生活環境のことをまた話したものの、
「抗うつ薬を変えるというより、ほかの薬を減らすことなら。
たとえばリーマスとか。」
と。
リーマス。(炭酸リチウム)
どういう薬かというと、本来は躁鬱の状態に使う薬なのだけれど、
以前通っていた病院の先生から、
”抗うつ薬の効果の底上げをする”という目的で処方されていたものだ。
※詳しくはこちら。私の場合応用的な使い方らしい。
この薬も以前、調子が良かったときに少し減らしたことがある。
2段階くらい減らしたところでまだ調子が落ちたので1段階戻して、そこから何年もそれきりだった。
このリーマスという薬を前の病院からずっと処方されていたが、
「もう、7年以上前の話ですからねぇ。」
と、先生に言われはっとした。
、、、、、、先生、
私このクリニックに通うようになってもう、
7年も経つのですか、、、、、、、、
そして、話し合いの結果、
とりあえず、
”1日3回飲んでいるこの薬を2回にしてみよう”
ということになったとき、
「多分、減らしても大丈夫だと思います」
と、先生が言ってくれた。
障害年金の申請にあたって、先生との間に感じた信頼関係があるので、
言われたときの私は、先生を信じられた。
じゃあ大丈夫だろうと。
やってみよう。
今、服薬している薬は5種類。
1日3回(朝昼2種類、夕食後は3種類)の薬、頓服と言いつつ1日2回飲んでいる向精神薬、寝る前の薬。
何年も、生活環境というか家族の危機があったり母のメンタル状況だったり、仕事始めちゃって無理できなかったり、減薬ということとちゃんと向き合える状態が作れなかった。
このリーマスをすこーし量を減らす以外、何も減っていない。
7年以上。
ようやく、また、減薬をしてみよう、という話をできた。
先生と対等に、話ができた。
うれしい。
障害年金、申請は大変だったし、受給決定後もばたばたして余裕がなかったけれど、ようやく、少しずつ欲を満たせるようになってきている。
それは、本当に前進だ。
消えたいときもあるけれど、
基本、機嫌よくいる自分を感じる。
さらに、
家庭の状況が複雑だった母が、最近、
疎遠になっていた実の姉と再会して話をする機会があった。
あまり詳しくは書けないが、祖母が亡くなったからできたことでもある。
お互いに誤解していたこともあったようだ。
親戚関係がいろいろあって。
実にこの35年近く。
普通に会うということもできずにいた姉妹だった。
ようやく知ることができた事実もあって、すごくよかったと思う。
母は、今はしばらく過去に気持ちが戻って調子を落とすだろうけれど、
血を分け合った姉妹が、やっと普通に話せることは、本当にめでたいことだ。
※一応、過去に記事にしているけれど、そこまでの事情を理解していただくことは全然ないです
今、上向いてきた。
このタイミングかもしれない。
もし、ダメだったら、また戻るけど。
あまり期待しすぎず、ゆるやかに、回復していけたら。
明日が、今日よりも少し、上向きでありますように。